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苫小牧民報

道広報コンクールで特選2冠の連覇 熱意伝わる企画、写真に評価

「広報ちとせ」を制作する石澤係長(右)と上政瀨主任

 千歳市の広報誌「広報ちとせ」が自治体広報誌の完成度を競う第65回北海道広報コンクール(実行委員会主催)の「広報誌」「広報写真」両部で最高賞の特選に選ばれた。2部門特選は前回以来2年連続。まちづくりに取り組む市民を取り上げた企画と農村部に伝わる、てんぐの舞踊を躍動的に捉えた写真が高く評価された。広報広聴課広報係の石澤敦係長(48)は「市民に広く報いる活動ができたのでは」と話している。

 2018年11月号が広報紙の部(応募数16点)、9月号が広報写真=1枚写真=の部(同34点)でそれぞれ受賞した。広報係の石澤係長と上政瀨(かみまさより)昌弘主任(30)の2人が中心となり、企画立案から編集や取材を担当している。

 市の功労表彰に併せた11月号の特集は「千のまち、千の夢」。市の施策とは直接結び付けず、独自でまちづくりに情熱を傾ける市民11人をクローズアップした。先月の審査会で注目され、講評は「表現力が確かでインパクトのある秀作。編集者の熱意と力量がそのまま伝わる特選にふさわしい広報誌」とたたえた。

 9月号の表紙に据えた写真は市内泉郷で伝わる「泉郷獅子舞」の「天狗(てんぐ)の舞」。赤い仮面をかぶって装束を着た地元農家の男性が約1時間半にわたって踊り続ける中、てんぐの面の髪の毛が激しく舞い上がる様子に注目しながら石澤係長が撮影した。審査では「瞬間を見事に捉え、被写体が飛び出してきそうな迫力や背景描写の表現もうまく、臨場感が伝わる」と高評価を受けた。

 広報誌制作のベテラン石澤係長は「行政から発信する普段の広報とは別のイメージで市民の頑張りを紹介し、努力に広く報いたいと考えた」と特集企画の意図を話す。

 写真撮影のこつについて「被写体になった相手が感じていることや熱意を理解する」と語る。誌面デザインでも商業誌や専門書を研究し、独学で磨き上げてきた。2部門2連覇に喜びもひとしおの表情だ。

 上政瀨主任は18年10月に観光企画課から着任。写真をはじめ技術の研さんを続けており、「市民の手にとってもらえる広報誌を目指したい」と意気込みを見せる。同課の小田誠課長(55)は「取材に協力いただいた皆さまに感謝したい。受賞を励みとしながらも満足せず、愛着を持ってもらえる広報誌にしたい」と抱負を話した。

 同コンクールは1952年から続き、写真家や編集者など審査員6人が評価する。表彰式は8月の広報広聴技術研究会に併せて開催予定。受賞作2点は全国広報コンクール(日本広報協会主催)へ道代表として推薦される。

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