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根室新聞

「初年度に手応え」カキ養殖へ試験継続【根室】

カキの半成貝の養殖準備を行う協議会のメンバーら=昨年5月、歯舞漁協提供

 歯舞漁協の23部会でつくる歯舞水産物ブランド化推進協議会(小杉和美会長)は、トーサムポロ沼でカキ養殖に取り組んでいる。1年目の昨年は歯舞こんぶ祭りなどイベントで販売を行っており、今後も養殖試験を継続しながら将来的に新たな漁業としての確立を目指す。

 同協議会は昨年、カキの養殖ができないかと考え、釧路町仙鳳趾でカキの養殖現場を視察。どのように取り組んでいるかなど生産までの流れについて、関係者から話を聞いたりしたという。

 ある程度成長した半成貝を100かご分、約1万個購入し、昨年5月にトーサムポロ沼で養殖をスタートした。同沼は結氷することがあるため、稚貝より生存率の高い半成貝での試験を選択した。水深が浅いため、底に着かないように一かごずつロープでつるしたカゴの中で約3カ月間飼育した。

 歯舞漁協によると、「養殖試験ではカキの身入りも良く、成長することが確認できた」とし、昨年生産したカキは歯舞こんぶ祭り、歯舞秋の朝市のほか、年末に地元で販売した。試験的な取り組みということもあり、1個100円と格安で販売し、5,200個を売り上げる人気となっている。

 歯舞漁協は「将来的に新たな漁業として確立するためには漁場の拡大などを含めて、コンスタントにある程度の量を生産しないといけない。これからも養殖試験を継続したい」と話していた。

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