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苫小牧民報

復興願い苫小牧での再演誓う 胆振東部地震被災地訪れ犠牲者追悼-ギリヤーク尼ヶ崎さん

厚真町吉野地区の惨状を前に、車いすから立ち上がって手を合わせるギリヤークさん

 現役最高齢の大道芸人で、昨夏に4年ぶり29回目の苫小牧公演を行った函館市出身のギリヤーク尼ヶ崎さん(88)=東京都在住=が9日、胆振東部地震で大きな被害を受けた厚真町吉野地区などを訪れ、地震の犠牲者を追悼した。被災地の復興を願う苫小牧公演の再演も誓った。ギリヤークさんは「元気を振りしぼって、祈りの踊りをささげたい」と意気込む。

 ギリヤークさんは10日、洞爺湖町内で行われた特別公演で踊りを披露するため、9日に北海道入り。道内各地の公演を15年ほどボランティアとして支え続ける札幌市の会社員菊地敏朗さん(51)、直美さん(44)夫妻の案内で安平、厚真、むかわの各町の被害の現状を見て回った。

 集落の裏山が崩れ、たくさんの家屋が土砂にのみ込まれた吉野地区の惨状を目の当たりにしたギリヤークさんは、車いすから立ち上がって合掌。目に涙を浮かべながら「くよくよしていられない。体がぼろぼろでも心が力でみなぎっている僕が、今がんばらなくては」と話した。

 ギリヤークさんは、阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた神戸市や米国同時多発テロがあったニューヨーク、東日本大震災があった宮城県気仙沼市など国内外で鎮魂の祈りをささげる踊りを披露している。2016年ごろ、パーキンソン病と脊柱管狭窄(きょうさく)症が発覚し、懸命のリハビリを続ける。現在も車いす生活だが、昨年の芸歴50周年記念公演を全国各地で成功させるなど奇跡的な復活を遂げている。

 1985年にスタートした苫小牧公演は例年、夏の北海道公演の初場所。昨年8月に4年ぶりに行われたが、雨天のため室内での公演となったことを悔やんでいるという。

 ギリヤークさんは「僕の踊りは、屋外で踊ってこその大道芸。不自由な体になっても踊り続けることで、地震のために傷ついた人に生きる勇気を与えられたら」と話す。

 再演の時期は未定だが、実現すれば通算30回目の苫小牧公演となる。

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