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室蘭民報

喪主に「頑張ってね」は禁物、アシストの会が終活研修【室蘭】

終活について理解を深めた室蘭アシストの会の研修会

 DVや生活に困窮する人への緊急援護資金を貸し付けている室蘭アシストの会(沼田貞子会長)の研修会が12日、室蘭市東町の胆振地方男女平等参画センターで開かれ、会員がより良い人生の最期を迎えるための知識を学んだ。

 約70人が参加。室蘭市民斎場雲上閣の藤井幹久会長が「終活と命の伝達」と題して講演した。

 藤井会長は終活に必要な取り組みとして、持ち物の整理や終末期、墓、葬儀について考えることを挙げた。葬儀の形式として、遺体を直接火葬場に運び、1日で葬儀を終えて火葬する「直葬」が都市部を中心に増加している傾向を紹介した。また、東京の20代対象のアンケート結果から、「墓を守っていく」「祖父母の墓までは守る」と考えている若者が多い点も強調した。

 近親者と死別して悲しんでいる人が立ち直れるように支援するグリーフケアの重要性も説いた。「(葬儀の際に)喪主に『頑張ってね』と声を掛けるのは、グリーフケアの観点からは言ってはいけない。(喪主の気持ちを)聞き、耳を傾けることが大切」と一方的な励ましがより喪主を悲しませることを説明した。

 「葬式とは故人が幸せを共有してきた人、縁で結ばれた人との惜別の式。周囲に感謝し、故人が生きてきた証しを表現し、生命の尊さ、伝達を確認する場と感じている」と葬儀が持つ意味や役割を指摘した。

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