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苫小牧民報

3万5千人の笑顔満開 安平早来小8000人プロジェクトの報告会

体育館の壁一面に張られた笑顔の写真

 胆振東部地震で被災した安平町を元気づけようと、早来小6年生26人が取り組んできた町の人口とほぼ同数の8000人の笑顔を写真に収める「8000人の笑顔プロジェクト」が終了した。12日、同校体育館で報告会があり、児童たちは町民ら約100人を前に、国内外から3万4876人分の写真が寄せられたことを伝えた。集まった写真は体育館の壁一面に飾られ、訪れた人たちを引き付けていた。

 プロジェクトは児童が提案し、昨年11月にスタートした。総合学習の時間で役場や消防署、子ども園などに出向き、休日には復興イベント会場でも撮影した。学校での撮影会も行い、昨年末までに約2500人分を集めた。

 インターネットの交流サイト(SNS)で活動が周知され、モンゴルやペルーなどからも笑顔の写真が寄せられた。

 この日の報告会で、児童たちが集まった笑顔の数を書いたボードを掲げると、詰め掛けた町民らから大きな拍手と歓声が上がった。その後、児童一人ひとりが「8000人分を集められるか不安だったが、目標を達成できてうれしい」「笑顔があふれる町にしたい」「多くの人に支えられていることを実感した」などと、プロジェクトへの思いなどを発表した。

 実行委員長の小泉司さん(12)は「協力してくれた人たちへの感謝と目標を達成できたうれしさでいっぱい」と笑顔。「まさか自分たちの活動が海外に知られているとは思わなかった」と述べた。

 小貫蒼衣さん(12)は「『頑張ってね』とたくさんの人に声を掛けられた。町を励ますつもりが、逆に勇気づけられた」と振り返った。

 担任の富樫忠浩教諭(44)は「震災後は急に泣きだし、無気力になった児童もいたが、プロジェクトに取り組んでから笑顔になった」と強調。「プロジェクトを通じて貴重な出会いがあった。この経験を大切に、中学校に進んでほしい」とエールを送った。

集まった町民らにプロジェクトの感想を発表する児童

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