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室蘭民報

台所で楽しむ草木染め【室蘭】

完成した草木染めストールを手に笑みを浮かべる参加者たち。前列右は講師のしもかわさん

タマネギの皮を煮出して作った濃い茶色の染液

オーガニックガーゼストールをタマネギの染液に浸して染める参加者たち

 台所で楽しむ草木染めの基本講座が2月21日、室蘭市中島町の市生涯学習センターきらんで開かれました。記者を含む女性9人が参加し、環境に配慮した手法でタマネギの皮とお茶殻で染液を作り、オーガニックガーゼストールを染め上げました。黄色とグレーの優しい色合いが絶妙に調和した、世界に一つだけのオリジナル作品の仕上がりに、「おしゃれだわ」「すてきね」と笑顔が広がりました。取り組みの様子を紹介します。

 講師は天然染料・顔料でイラストや草木染め作品を手掛けている、しもかわくみこさん=登別市、工房・てんまる堂代表。室蘭市高砂町にアトリエを構え、創作やサークル活動などを展開しています。「自然からもらった深みのある色と、無農薬で栽培されたオーガニックガーゼの柔らかさを実感してください」と参加者に呼び掛けました。

 作業は染液作りから開始。タマネギの皮90グラムを水でさっと洗い、5リットルの水が入った鍋に入れて、80~90度で15~20分ほど煮出します。煮出し作業は2回。意外にも濃い茶色になりました。同時にほうじ茶の茶殻(使用後)も煮出しました。しもかわさんは「皮や茶殻は、染める布の半分の重さが目安です。布が100グラムなら、50グラムにしてください」と助言しました。

 1番液と2番液を合わせたら染色作業に入ります。その前に布ののりを抜くために熱湯に中性洗剤を入れて洗います。じゃばら折りにして畳み、白抜きの模様を出すために輪ゴムで部分的に縛ります。

 この後、布の半分ほどをタマネギの染液に約10分浸しました。取り出して絞り、色止め効果のある生ミョウバンの媒染液に浸した後、水洗いしました。この作業を2回繰り返すと、山吹色のような鮮やかな黄色に染まり、みんな感激です。

 今度は、まだ染まっていない部分をほうじ茶の染液で染めます。作業はタマネギと同様、生ミョウバンを木酢酸鉄に替えて行いました。淡いグレーに染まり、タマネギの黄色と絶妙にマッチしてとても魅力的です。

 色合いや模様、デザインは人それぞれで個性的です。私はタマネギの黄色で布の片側を少しだけ縁取り、残りの部分はほうじ茶のグレーで染め上げました。とてもすてきに仕上がり、身に付けるのが楽しみです。

 しもかわさんは「フキの葉やヨモギ、タンポポ、栗のいがなどでも染められますよ」と話していました。参加した市内の主婦、橋田貴子さん(38)は「野菜の使わない部分を再利用し、エコにもなっていいですね。自宅でもやってみたいです。早速、お出掛けのときに身に付けたいです」と笑みを浮かべていました。

 しもかわさんは「アトリエでも少人数でできるので、ぜひいらしてください」と話していました。問い合わせはてんまる堂のブログやフェイスブック、しもかわさんの携帯電話050・3778・3638へ。

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