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日高報知新聞

元浦川で道初の公募伐採開始【浦河】

 浦河町東栄の元浦川流域で15日、道の取り組みとして初めてとなる河道内の「公募伐採」が始まった。2月に日高振興局と日高地域木質バイオマス資源利用推進協議会、王子木材緑化の3者が締結した林地未利用材等の利用促進に向けた協定による具体的な関連事業で、ひだか南森林組合(本所・様似町)が伐採し、同組合が生産する電力発電用の木質バイオマスチップとして試験利用する。

 3者は河道内や河畔の樹木、林地の未利用間伐材などの効果的な伐採や搬出、加工、流通のコスト低減などを検討・検証する道内初の官民協定を結んでいる。

 河道内や湖畔に繁茂する樹木は、洪水時に流木となり河川や海に流れ込み、水産資源被害などの原因にもなっているが、これまで道の管理河川では伐採木の利用が見込まれないため、廃棄費用をかけて処理してきた。

 今回の公募伐採は、河川の樹木伐採の代行を無償で許可し、代行伐採事業者が伐採木を利活用し、流木被害も軽減するモデル事業。前例がないため、道の経費負担なしに伐採木の有効活用事業が成り立つのか検証する予定だ。

 伐採地は国道に架かる荻伏大橋近くの上流部左岸付近。伐採面積は約1㌶(9989・6平方㍍)で、伐採量は149・9立方㍍を想定。伐採の樹種は10~12㍍に育った幹が細いヤナギで、6月6日までを予定している。

 担当の日高振興局森林室によると、伐採を前に周辺住民に事業の趣旨を説明し了解を得ているほか、大型野鳥などが樹上で休めるよう、太めの木はある程度残すという。

 ひだか南森林組合では「伐採した木はすべてチップにし、王子木材緑化が引き受ける予定。伐採機械や運搬の費用が伐採木だけで賄えるのか検証したい」と話している。

元浦川の伐採現場に立ち会う振興局と森林組合の担当者

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