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日高報知新聞

休止中の二次診療再開に努力【新ひだか】

【新ひだか】日高軽種馬農協(木村貢組合長、組合員711戸)の「第48回総代会」が15日、町公民館で開かれ、平成31年度事業計画などを承認。任期満了に伴う役員改選で、各地区代表の理事15人、監事2人を選出し、総代会後に開かれた理事会で木村組合長を再任した。

開会であいさつする木村組合長

 30年度事業決算(1~12月)は、主力事業の北海道市場の売上総額が112億2573万6000円(前年比3億8674万8000円減)と2年連続で100億円の大台を超える好成績だった。

 平均価格は623万9987円(同22万5762円減)、売却率は71・19%(同6・29ポイント減)。購買者登録者数は延べ3141人(同182人増)、実購買者数は728人(同21人増)で、事業総利益は81万4708円。

 もう一つの柱の診療事業は、浦河・静内・門別の3診療所で業務を遂行したが、二次診療(全身麻酔を要する外科手術・検査などの一切の処置、入院管理に関する診療業務)は担当獣医師の欠員などの事情により2月から休止している。事業総利益は1億3352万4763円。

 税引前当期純利益は5525万534円を確保し、当期末未処分剰余金は5423万500円を計上。650万円を利益準備金、3967万3080円を事業分量配当として新規申込馬に対し1頭当たり5000円、売却馬に対しせり落とし価格の0・33%をそれぞれ販売申込者へ支払い、250万円を市場振興積立金、残りの555万7420円を次期に繰り越した。

 開会で木村組合長は、昨年の高松宮記念とスプリンターズステークスを制し、JRA最優秀短距離馬に選出されたファインニードル、今年のフェブラリーステークス優勝のインティなど管内生産馬の活躍に触れながら、「軽種馬生産界の持続的な発展のために、今後とも種々の施策に積極的に取り組んでいきたい。本年はセプテンバーセールを計画し、1歳馬の販売機会を増やすことにしたので、組合員にはより効果的な市場の利用をお願いしたい」とあいさつ。

 31年度事業計画では、北海道市場はトレーニングセール(5月21日、札幌競馬場)、セレクションセール(7月16日、北海道市場)、サマーセール(8月19~22日、同)、新設のセプテンバーセール(9月17~18日、同)、オータムセール(10月15~16日、同)の5開催10日間で、売上総額108億2000万円を計画。昨年実施したサマープレミアムセールは休止する。

 また、二次診療について、人材の養成や指導技術者の確保など多くの課題があるが、組合員のニーズに応えられるよう、再開に向けて努力するとともに獣医師の人材確保においても、精力的に求人活動を行う。

 総代との質疑応答では、JRA競馬学校のきゅう務員課程生徒の募集要項で、年齢制限(28歳未満)の上限がなくなったことなどから、「JRAが牧場で育て上げた人材を吸い上げる構造になる恐れがある」、「国内の優秀な牧場従業員が、生産育成牧場から流出していくことが今後問題になる」、「外国人が来ているのでレベルが足りているという話ではなく、コミュニケーション能力など諸々を含めて日本人をきゅう舎長、主任として育ててきた。生産牧場にとっても大きな問題になる」などと募集要項を元に戻すよう、JRAへ要望することを求める意見が相次いだ。

 席上、日本軽種馬協会が30年度中央・地方統一GⅠ優勝馬の生産者を特別表彰した。  新役員と表彰牧場は次の通り。かっこ内は地区。◎は新任。

 ◇役員

 ▽組合長 木村貢(門別)▽副組合長 ◎須崎孝治(新冠)

 ▽理事 中脇一幸(様似)、木村晃悦(浦河)、◎谷川貴英(同)、中山一寿(荻伏)、藤春修二(同)、◎田上豊(三石)、前川則久(同)、◎白井康博(静内)、◎田中裕之(同)、村上博之(新冠)、古川雅且(門別)、梁川正普(同)、清水毅(平取)

 ▽監事 本巣俊光(様似、浦河、荻伏、三石)、◎谷岡康成(静内、新冠、門別、平取)

 ◇表彰牧場

 ▽岡野牧場(静内)=ケイティブレイブ(川崎記念、JBCクラシック)

 ▽ダーレー・ジャパン・ファーム(門別)=ファインニードル(高松宮記念、スプリンターズステークス)

 ▽田上徹牧場(三石)=エポカドーロ(皐月賞)

 ▽隆栄牧場(新冠)=ケイアイノーテック(NHKマイルカップ)

 ▽ノースヒルズ(新冠)=グレイスフルリープ(JBCスプリント)

 ▽辻牧場(浦河)=アンジュデジール(JBCレディスクラシック)

日本軽種馬協会から表彰を受けたGⅠ優勝馬生産牧場

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