北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

日高報知新聞

漁業とアザラシの共存を【えりも】

展望室でアザラシを観察する参加者たち

【えりも】日高振興局は17日、日高山脈襟裳国定公園の観光拠点、襟裳岬・風の館で「親子で考えよう!ゼニガタアザラシ学習観察会」を開き、管内7町から親子44人が参加した。岬に棲むゼニガタアザラシの生態や近年の漁業被害を学びながら、漁業との共存について学習した。

 午前中は館内シアターで、中岡利泰町郷土資料館長と環境省えりも自然保護官事務所の熊谷文絵アクティブレンジャーが「ゼニガタアザラシのお話」で講話。

 中岡館長は、襟裳岬のゼニガタアザラシの生態を述べながら、過去に食料や毛皮採取で捕獲されて150頭ほどに激減したことで、地域では研究者、帯広畜産大学生らと「海獣懇話会」を立ち上げ、さらに畜大の「ゼニ研」、地元漁師らの「えりもシールクラブ」が保護対策に乗り出し、国もレッドリストの危惧種に指定して頭数の回復経緯などを説明。

 熊谷さんは、ゼニガタアザラシの生息数が増加したことにより、サケ定置網での被害が顕著になり、その軽減対策に定置網の改良工夫と、地元漁業者と協議しながらゼニガタアザラシの捕獲頭数を決めて、漁業との共存に取り組んでいる調査研究の経過を説明した。

 その後は、同館展望室から襟裳岬突端の岩場に上陸中のアザラシを望遠鏡で眺望して、子どもたちは「見えた!」「いた!」と興奮気味。午後からは、屋外展望台や、さらに春の陽気に誘われて襟裳岬突端へも足を運ぶグループ、展示室でアザラシの折り紙工作グループとそれぞれに過ごし、さらにシアターで映画「アザラシの棲む岬」を観賞。

 日高町富川からお母さんと弟の3人で参加した森永悠太君(富川小2年)は「襟裳岬には初めて来ました。景色が素晴らしいし、アザラシも望遠鏡で見れてよかったです」とうれしそうに話していた。

関連記事

苫小牧民報

ヒメマス大豊漁 釣獲数過去最多6万8206匹-支笏湖漁協

 支笏湖のヒメマス(支笏湖チップ)釣りが大豊漁となっている。千歳市と支笏湖漁業協同組合の調査によると、解禁後の1~15日に釣り上げた釣獲数は前年同期比83・8%(3万1101匹)増の6万8206...

苫小牧民報

安平川下流に遊水地 道が環境保全と治水対策

 苫小牧東部地域(苫東)を流れる安平川下流域の治水対策で道は、弁天沼を含む湿地帯約950ヘクタールの一部を対象に遊水地(河道内調整地)として試験的に整備する工事を今年度中に着手する。この堤防は洪...

苫小牧民報

激励受け、25キロ徒歩行進 候補生42人、基礎能力身に付け-陸自第7師団

 陸上自衛隊第7師団は指揮下にある第7特科連隊が担当する自衛官候補生課程の訓練、「25キロ徒歩行進」を公開した。北海道大演習場東千歳地区の経路を移動し、安全確認を励行しながら踏破する内容。途中で...

日高報知新聞

OBとの合同演奏も【浦河】

 浦河高校吹奏楽局(局員30人)の第23回定期演奏会が15日、浦河町総合文化会館文化ホールで開かれ、多くの聴衆を前に練習を重ねてきた5曲を演奏。第2部では卒業局員も加わり、現部員と息の合った合同演奏...

日高報知新聞

増収減益、2.7億円の黒字【浦河】

 日高信用金庫(本店・浦河町、大沼孝司理事長)の第97期通常総代会が17日、浦河町総合文化会館で開かれた。2019年3月期決算は前年度比で増収・減益となり、当期純利益は約7800万円減の2億716...