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苫小牧民報

6年連続「億トン港」 震災の影響を最小限に

6年連続で貨物取扱1億トンを突破した苫小牧港

 苫小牧港の2018年(1~12月)の貨物取扱量が速報値ベースで1億744万4278トンとなった。03~08年の記録と並ぶ6年連続の1億トン超え。ただ、昨年9月に起きた胆振東部地震の影響で前年比は1・8%(192万2331トン)減となった。集計した苫小牧港管理組合の担当者は「震災でコンテナ貨物の荷役が一時停止したが、早期再開で物流停滞を最小限に抑えることができた」としている。

 全体の8割以上を占める内国貿易は0・6%減の8989万4977トン、外国貿易は7・3%減の1754万9301トンとなった。

 諸外国との取引を示す輸出入動向を見ると、輸出は5・8%増の128万2057トンと堅調だったが、輸入は8・2%減の1626万7244トンと落ち込んだ。

 輸出は、取り扱い量が最も多い「紙・パルプ」(11・3%増)や「金属くず」(16・3%増)が好調に推移。中国向け冷凍ホタテの需要が伸びたことで「水産品」(71・9%増)が大幅増となった。

 輸入は「石炭」(1・2%増)や「その他の石油」(239・4%増)など伸びた品目もあったが、全体の3割強を占める「原油」(23・5%減)の大きな落ち込みが響いた。

 一方、国内動向を見ると、苫小牧港から国内他港に貨物を運ぶ移出は4454万4054トンで1・0%減。「石炭」は約6・8倍、「原油」も5倍増となったものの、全体の6割以上を占める「完成自動車」(0・5%減)や「その他輸送機器」(10・8%減)などの減少が影響した。

 国内他港から苫小牧港に貨物を運び込む移入は0・2%減の4535万923トン。「その他石油」(16・7%減)、「その他輸送機器」(5・0%減)など減少品目が目立ったが、主力の「完成自動車」(0・1%増)や「原油」(75・2%増)の増加で減少幅を抑えた。

 同組合によると、18年の貨物取り扱いは昨年春から好調に推移し、一時は1億1000万トン台も期待された。しかし、胆振東部地震が発生した昨年9月は単月で大幅に減少。その後の影響が長引くことが懸念されたが、10月以降は平年並みに回復し、6年連続の”億トン港”を達成した。

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