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苫小牧民報

北海道知事選告示、与野党一騎打ち 被災地で第1声

 第19回統一地方選のトップを切り、道知事選が21日、告示された。野党統一候補となる石川知裕氏(45)=立憲民主、国民民主、共産、社民、自由推薦=と与党陣営が擁立した鈴木直道氏(38)=自民、公明、新党大地推薦=が届け出を済ませ、両候補とも胆振東部地震の被災地である厚真、安平両町で第一声を上げた。全国11の知事選で唯一の与野党対決型となり、高橋はるみ知事(65)の国政へのくら替えにより16年ぶりの新人決戦。カジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致の是非、鉄路の見直し、中央との距離感などを争点に、4月7日の投開票へ向けて17日間の激しい選挙戦が始まった。(届け出順)

自立した道政を目指す 石川知裕候補(45)

石川知裕候補

 午前10時半、厚真町役場前で第一声に臨んだ石川氏。「トップリーダーとして困っている人たちと共に歩む」と被災地への思いを語った。

 第一声を前に、同町吉野地区の土砂災害現場を訪れて献花したほか、高丘地区で営農作業中の被災農家の話にも耳を傾けたとし、復興までの厳しい道のりを改めて実感したと地域再生への決意を示した。

 自身が掲げる「北海道独立宣言」については、自立した道政を目指すとし「国と対立するのではなく、しかし依存もせず、皆さんと協力、工夫しながら、北海道を元気にしたい」と力説。力を入れたい政策として、子育て環境の充実を軸にした人口減少対策、原発に頼らない再生エネルギーの活用、医師不足対策、鉄路存続の必要性などを強調。カジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致に反対の立場から「カジノよりも子どもたちが喜ぶ施設を」と訴えた。

 第一声には宮坂尚市朗厚真町長や国民民主党の山岡達丸衆院議員をはじめ、大勢の支持者らが集まった。

 この後、安平、むかわ両町でも街頭演説を展開。日高方面を遊説し、十勝方面に向かった。

国と道、市町村が一体に 鈴木直道候補(38)

鈴木直道候補

 午前10時、安平町の追分ふれあいセンターい・ぶ・き前に姿を現した鈴木氏。支持者一人ひとりと固い握手を交わした後、第一声を力強く放った。

 2月21日、胆振東部地震の余震とみられる最大震度6弱の大きな揺れを観測した後、胆振東部3町の町長に電話連絡し、現地を視察したことを明かし「被災した方に寄り添い、一日も早い復旧復興に全力で取り組んでいく」と力を込めた。

 北海道が抱える大きな課題の一つとして人口減少の進展を挙げ、「国と道、市町村が一体となって何としても課題を突破しなければならない」と強調した。

 課題解決のため、自身の公約に経済人や文化人らが参加する「ほっかいどう応援団会議」の結成を示し、「北海道には食や観光など魅力的な資源がたくさんある」と指摘。「ピンチをチャンスに変えるため、北海道を愛する道外、世界の旺盛な力を取り込み、活力ある北海道をつくりたい」と意欲を見せた。

 今回の知事選については、人口減少が進む北海道の今後を決める重要な選挙とし、「皆さんと手と手を取り合い、笑顔あふれる北海道の未来を切り開きたい」と訴えた。

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