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室蘭民報

ピアニスト・太田さんが4年ぶり新作「軌跡」【伊達】

4年ぶりの新作「軌跡」を発売した太田さん

 伊達市在住のピアニストで作曲家の太田亜紀子さんが、4年ぶりの新作アルバム「軌跡」をリリースした。2枚組で、パーカッションとバイオリンを加えたアンサンブルや弾き語り曲を収録するなど、初めて尽くしの一枚となった。太田さんは「新境地を開く作品」とアピールしている。

 「軌跡」は5作目で、前作から4年ぶりの発表。代表曲の「室蘭工場夜景」「祈り」など「これまで大事に弾き続けてきた曲」(太田さん)に新たな味を加えて録音した楽曲が並ぶ。

 初の2枚組で、1枚目はピアノソロ。2枚目は長年心を通わせるバイオリンの小林瑠衣さん、パーカッションの出田寿一さんを迎え、初めてのアンサンブル曲の収録となった。

 新曲「Mareppu」は「自分を育んでくれた稀府を思い書いた曲。簡単にはできず10年かかった。仙台から渡ってきた祖父母に感謝を込めた」という。「心のままに向く方へ」は太田さんが高校時代に亡くなった親友を思って書いた。「言葉を乗せておきたい」という初の歌入り曲だ。

 「羅針盤」は、4年前に夫と訪れたタイの風景に刺激を受け、自身の名前が亜細亜(アジア)に由来することもあり、「新境地」の作風で、「その日その日を必死に生きる人々のパワーを感じた」という。

 アルバムの制作は10カ月かかった。札幌のホールで収録していたが、9月の胆振東部地震で一時使えなくなった。身内の入院、ピアノのトラブルもあった。それだけに「思い入れの深いものに仕上がった。これまでの軌跡と新たに歩む道。生みの苦しみを味わい、万感の思い」という一作だ。

 全16曲収録し3千円(税別)。伊達市の美容室「麗人」で取り扱うほか、詳細は太田さん(携帯電話090・5951・0139、メールアドレスaki.music.time@gmail.com)へ。

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