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函館新聞

函館消防、12年ぶりに溺者救助で道大会出場【函館】

溺者救助で他の消防隊と技術を競うため、練習に励む和賀さん(右)、村上さん(中央)、城さん

 函館市東消防署(三浦泰光署長)の消防士3人が、道内の消防が技術を競う大会で溺者救助の部に出場するため、練習に励んでいる。同部の出場は市消防本部として12年ぶり。海に囲まれた市内では海中転落などでの出動も多い。同本部は全国大会出場を目指すとともに、水難救助が可能な若手職員の育成を図る。

 溺者救助は、約25メートル先で溺れている要救助者の元へ、1人(泳者)がロープの付いた浮き輪を抱えて泳ぐ。もう1人(補助者)が浮き輪をつかんだ要救助者をロープでプールサイドに引き寄せる。救助時間を競うとともに、細かな減点項目が設定されている。

 7月の全道消防救助技術訓練指導会に出場するのは、いずれも同署警備2係の村上弘樹さん(28)=泳者=、和賀有馬さん(23)=補助者=、城克朗さん(26)=要救助者=の3人。同本部内で10人の志願者から選抜し、昨年11月から同係に所属している。非番の日は市民プールに足を運び、1000メートル以上を泳いだ後、救助の練習に臨んでいる。

 競技は絡まないようにロープの調整から始まる。開始の合図とともに和賀さんが浮き輪にロープを結び、投げ入れる。すぐに村上さんがプールへ飛び込み、脇に浮き輪を抱え、全速力で泳ぐ。浮き輪を受け取った城さんを、和賀さんが懸命にロープで引き上げる。

 目標タイムは全国出場チームと同じ27秒台だ。しかし、現在は30秒を切れず、タイムも安定していない。泳者の村上さんは「少しでも泳ぐスピードを上げたい。競泳経験者(和賀さん)もいるので対抗心が燃える」と意気込む。和賀さんは要救助者を引く筋力、城さんは体重の軽さが重要となる。

 指導する同係の古田真樹さん(31)は「浮き輪を渡してから引くタイミングなど、3人が息を合わせればまだまだタイムを縮められる」と話す。

 消防本部では、出張所の統合や組織改編などで水難救助部門で大会に出る消防隊が10年以上なかった。3月末で定年退職する三浦署長は「全道大会を突破して、岡山(全国大会)へ進んでほしい」と期待を寄せている。

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