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日高報知新聞

指導林家に田中智也さん

【新ひだか】地域で模範となる森林づくりに取り組んでいる森林所有者を北海道知事が認定する「北海道指導林家」に、三石本桐の田中智也さん(57)が選ばれ、認定証の伝達式が26日、役場静内庁舎で行われた。

 指導林家認定制度は平成12年から始まり、道が実施する研修会に参加して自らの技術向上に努めながら、先進的な森林施業技術を林業後継者らに普及指導するなど、林業に関する地域の指導者的役割が期待されている。全道の認定者は今年度新規認定の18人(うち日高管内は田中さんのみ)を加えて計357人(同22人)。町内の認定者は12年以来18年ぶり5人目。

 田中さんは、トドマツやカラマツなどの人工林と天然林などを含めて計143・65㌶の森林を施業。10年前に父から山林を相続後、安定した林業経営に向けて新たに森林を取得するなど、意欲的に林業生産活動を実践。人工林は良質材生産を目標とした適正な保育管理を行い、天然林は有用広葉樹を育成するとともに、択伐施業を行いながら循環利用を目指している。

 また、「造材と造林は一体」との信念から、間伐の際に全木集材を行うなど、伐採木を林地に残さないようにし、造材後の効率的な更新作業に努めるとともに、林地未利用材の有効利用を実践している。

 このほか、林業の光商事2代目社長として、健全経営や地域林業のために尽力し、会社経営を通じて林業後継者の育成にも熱心に取り組んでおり、人工林の適正管理や施業集約化に取り組むなど、地域の見本となる森林経営を行っている。

 伝達式は、大野克之町長や日高東部森林組合の小原庸行組合長ら関係者が立ち会い、日高振興局の飯田宇之麿森林室長から田中さんへ認定証と腕章、記章が手渡された。

 田中さんは「どれだけ自分が携わっていけるか不安はあるが、何とか山の再生に努力していきたい」と話し、飯田室長から「すでに先進的な林業を実践されている方なので、ぜひとも皆さんに広げていってもらいたい」、大野町長は「新ひだか町では18年ぶりの認定になるので、次代を担ってもらいたい」とそれぞれ期待の言葉を送った。

北海道指導林家の認定証を伝達された田中さん(中)と、左から飯田室長、小原組合長、大野町長、木村実新ひだか町農林水産部長

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