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函館新聞

いさ鉄活性化策で全国入賞 函水卒業の佐藤、渡會さん【函館】

高校生活の取り組みを有終の美となる全国入賞で締めくくった渡會さん(左)と佐藤さん

 身近な地域課題の解決するアイデアを発表する「全国高校生マイプロジェクトアワード2018全国サミット」(実行委員会主催)が23、24の両日、東京都内で開かれ、函館水産高校水産食品科を3月に卒業した佐藤今日子さん(18)、渡會慶(みち)さん(同)の2人が「ベスト コ・クリエーション(協働性)賞」を受賞した。通学で利用する生徒も多い道南いさりび鉄道の活性化策を発表。2人は「これまでで一番良い発表ができた」と高校生活締めくくりの受賞を喜んでいる。

 個人、学校部門合わせて全国562のプロジェクトが参加した同アワードでの発表タイトルは「函水生が考える通学路線 いさ鉄ピンチ脱出企画!」。佐藤さんらを含めた4人が3年時の課題研究として取り組んだ成果をまとめた。

 冬期間には全校生徒の約4割が通学にいさ鉄を利用するが、同社は開業時から多額の赤字を見込んでいることから、路線存続を大きな課題として、同校オリジナルの水産加工品販売で盛り上げることを計画した。

 昨年9月15日に車内でサンマの水煮などの缶詰を販売した。胆振東部地震直後で客足が落ち込んでいた時期だったが、テレビ局の取材には缶詰の保存性や復旧をアピールした。同11月3日には茂辺地さけまつり、木古内町のふるさと産業まつりに合わせて、再度販売会を計画し、さけとばチップスなどを完売。いさ鉄と地域水産業の活性化、通学路線の維持につながる「一石三鳥プロジェクト」とした。

 2月の道大会で代表に選ばれ、全国大会には個人、学校部門の計32プロジェクトが出場。初日は巡回してくる複数の審査員ごとに発表し、2日目のファイナリスト4チームに残った。スケッチブックに手書きで制作した資料をベースに発表し、函水法被にいさ鉄の制帽姿も目をひき、2人は持ち前の明るさで約150人の会場を引き込んだという。指導した星澤克幸教諭も「発表を重ねるごとに良くなっていった」と話す。

 佐藤さんはブライダルプランナー、渡會さんは歯科衛生士を目指し、それぞれ専門学校に進学する。佐藤さんは「これまで頑張ってきたので、最後の取り組みが評価されて楽しかった」と話す。渡會さんは「他の人の発表で初めて聞いた話もあって感動するものがあった。私たちの話を興味深そうに聞いてもらい、良い経験になった」と喜ぶ。

 亀山喜明校長は「全国大会はご褒美のつもりで楽しんで来てもらえればと思っていたが、入賞にびっくりした。それぞれが目指す専門的な仕事でもこの経験が発揮されると思う。これからも頑張ってもらいたい」と話していた。

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