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十勝毎日新聞

新品種へ 大豆に一足早い秋 十勝農試【芽室】

十勝農試の温室で実った大豆

 豆などの新品種を開発する道総研十勝農業試験場の温室で大豆が実り始めた。屋外はまだ肌寒さが残るが、すでに秋ごろの光景が広がっている。

 十勝農試では人工交配でできた品種の種を早く増やすために温室を活用する。畑の場合は5月末~9月末で栽培するが、温室では1月に育て始めて5月には収穫してしまう。得られた種は、その年のうちに畑にまいてさらに増やすため、1年に2度栽培でき、種の増殖期間を短縮できる。その後も数世代育てて狙った性質を持ったものを選抜し、新品種を生み出す。

 温室は暖房も活用し、冬でもおおむね20度以上になるよう管理している。昼間の短さを補うために照明設備も欠かせない。現在の大豆の開発では、収量の安定性と豆腐などへの加工適性に主眼が置かれているという。

 新品種ができるには10年程度かかると言われる。十勝農試研究部大豆グループの小林聡研究主任は「生産者や食べる人に喜ばれる品種をつくりたい」と話している。

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