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苫小牧民報

陸自第11普通科連隊が初優勝 自衛隊拳法全国大会

自衛隊拳法全国一を喜ぶ、左から松本監督、松山さん、前田さん、藤田さん

 自衛隊の格闘術「自衛隊拳法」の全国大会、第11回自衛隊拳法富士山大会(6月25日、静岡県)で、陸上自衛隊第11普通科連隊(東千歳駐屯地、以下11普連)チームが優勝した。11普連の全国制覇は初めてで松山経法さん(27)、前田祐斗さん(26)、藤田陽平さん(24)の3人で快挙を達成した。3人は「今後も結果を残したい」などと意欲を燃やしている。

 自衛隊拳法は突きや蹴りなど当て身、投げ技、絞め技など幅広い技術を複合させた、日本拳法にも通じる総合格闘術。同大会は28歳以下の3人1組による団体戦で、全国陸海空の自衛隊からのエントリー制。99チーム・選手約420人が参加し、トーナメント戦で優勝を競った。

 1回戦から決勝まで7試合ある過酷な大会で、補欠も2人まで登録できるが、11普連は3人で優勝の階段を駆け上った。11普連の監督・松本幸治さん(40)は「チームの流れ、勢いなど無形の要素が大きいが、(3人は)チーム力があり、相手のネームバリューに臆さなかった」と評価する。対戦相手との相性などを考え、試合ごとに編成を変えるのが通常だが、同大会では途中から先鋒・藤田さん、中堅・前田さん、大将・松山さんに固定したという。

 試合は2分間の3本勝負で、2本先取か一本勝ちで雌雄を決する内容。藤田さんが初戦から攻めまくってチームに勢いを付けるスタイルで、藤田さんは「後ろに2人がいるから、ありのままで戦えた」と振り返る。前田さんも得意の上段回し蹴りで相手を圧倒し、松山さんは背中を痛めて万全ではなかったが、日頃から磨いてきた突きや蹴りで相手を寄せ付けなかった。準決勝は全国3連覇中だった神町駐屯地(山形県)に1勝2分けの接戦で、決勝も2勝1分けで制した。

 11普連はこれまで全国ベスト8が最高位だったが、3人は今大会に向けて「最低でもベスト4」を目標に掲げた。平日8時間の猛訓練にも耐えてきたといい、松山さんは「練習量は上回っていると、強い気持ちで大会に臨めた」と振り返る。仲間から「おめでとう」のメールが入るなど祝福され、前田さんは「初めは実感がなかったが、トロフィーなどをもらい、(11普連で)出迎えてもらって実感が湧いた」と笑顔を見せる。

 11普連では20~30代の25人が拳法訓練を積み、近接戦闘のスペシャリストとして高い技術を継承している。道内では自衛隊拳法大会で5連覇中、民間の北海道日本拳法選手権大会でも3連覇中と敵なしだ。全国大会でも初優勝を達成した今、直近の目標を年齢制限のない自衛隊拳法の全国大会制覇に定める。

 松山さんは「ずっと強い11普連でいたい。今の結果に満足することなく、今後もいい結果を残し続け、後輩の育成にも当たりたい」と意欲。前田さんは「11普連を引っ張る選手になりたい」と力を込め、藤田さんも「ベテラン勢に及ばないが、下を引っ張り、上を食っていきたい」ときっぱり。松本監督も「(3人は11普連で)これから核になって頑張ってくれたら」と期待している。

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