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苫小牧民報

「斉藤征義の宮沢賢治と詩の世界館」 設立準備委員会が発足

蔵書整理や目録づくりが進む「斉藤征義の宮沢賢治と詩の世界館」設立準備室内

 むかわ町穂別の詩人で、宮沢賢治研究の第一人者として知られた故斉藤征義さんの遺族や文芸、文化関係者らでつくる「斉藤征義の宮沢賢治と詩の世界館」の設立準備委員会が発足した。同館は早ければ年内にも苫小牧市内にオープンさせたい考えで、市内王子町1に準備室を開設。事務局長の丸山伸也さん(67)=白老町在住=が蔵書整理のための目録づくりを急ピッチで進めている。

 斉藤さんは新聞記者などを経て、旧穂別町職員として同地区の文化活動や地域おこしに関わった。詩人として1999年に詩集「コスモス海岸」で北海道詩人協会賞を受賞。賢治研究の拠点である宮沢賢治学会(花巻市)では副代表理事を務め、同分野の第一人者として知られた。5年ほど前にがんを患い、一時は寛解(治癒はしていないが症状が軽くなったりなくなったりしている状態)したがS字結腸がんにより75歳で今年1月に亡くなった。

 蔵書整理は、斉藤さんの生前から遺族の了承を得て、元映像作家として映画づくりなどに30年以上協力してきた丸山さんが引き受けることになっていた。4月27日、穂別地区の書斎から蔵書類を4トントラックで苫小牧市王子町のアカシア公園隣に設けた準備室まで運び出した。

 丸山さんは「蔵書目録の完成は将来の一般公開に向けた下準備。これからおよそ半年をめどに注力したい」と話す。

 目録は一般公開できる書籍と収蔵が必要なもの、貴重本の3種類に分けるために不可欠といい、分類は同学会の事務局があるイーハトーブセンター(花巻市)の協力を得て進めていく。

 自身で集めたとみられる賢治研究書や関連本、雑誌類のほか全国の賢治研究者から寄せられた献本などは、判明しているだけで500冊以上。詩などの文芸書や地域FM局の三角山放送局(札幌市西区)に出演した音声データ、書簡、生原稿など貴重な資料も目録の対象とする。

 丸山さんは「苫小牧は賢治が訪れ、『牛』の詩を残したゆかりの地。時期は未定だが市内での開館を目指したい」と意気込む。

 同委員会は18日午後1時から、むかわ町穂別ニサナイ地区の町有林や穂別高校などで行われるマザーズ・フォレスト町民植樹祭で、会場に開館に向けた活動を支援する募金箱を設置し、カンパを呼び掛ける予定だ。

 問い合わせは準備室の丸山さん 携帯電話090(3398)4357。平日の日中のみ対応。

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