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室蘭民報

注目集めるキャッシュレス決済、室蘭でも導入加速へ【室蘭】

室蘭市内でスマホを使ったキャッシュレス決済に注目が集まっている=中島町、焼きとりくらぶ

 室蘭市で消費者が代金の支払いに現金ではなくクレジットカードなどを使用する「キャッシュレス決済」に注目が集まっている。政府は10月1日に予定する消費増税に合わせてポイント還元制度や軽減税率対応の支援策を実施する方針。市内では利便性を感じている飲食店がある一方、手数料負担などから敬遠する店舗もある。こうした中、室蘭商工会議所などは27日に説明会を企画。キャッシュレス化によるメリットを伝える考えだ。

便利

 「不便は感じない。とにかく便利ですよ」。中島町の飲食店「焼きとりくらぶ」の西村邦夫店主はキャッシュレス決済サービスのメリットを語った。

 同店は昨年3月、中国人利用が多い決済カテゴリー「ウィーチャットペイ」とアリババ集団の「アリペイ」を導入。今年ソフトバンクとヤフーが共同出資する「ペイペイ」を取り入れた。

 西村店主は「お客さんがスマートフォンの使い方に慣れていない部分も見受けられるが『ペイペイを使えるから』と店を訪れる人もいました」と話した。

 日本は他先進諸国に比べキャッシュレス決済の利用が伸び悩んでいる。経済産業省によると導入比率は、韓国が90%、中国60%、英国55%、米国45%程度で日本は約20%にとどまる。「現金志向」が根強く、セキュリティー面などの不安が残っているという。

 室蘭では市経済部が昨年11月末に中国人を中心としたインバウンド(訪日外国人)誘致へ、市内全体にキャッシュレス決済を進める「マルチペイメントシティ構想」をまとめた。市内店舗に働き掛けた結果、現在40店舗が導入を決めた。

 市産業振興課の井村佳代子さんはNTT東日本と連携しインフラを整えていると説明し「引き続きさまざまなキャッシュレス決済が使えるまちを目指したい」と力を込めた。

疑問

 一方、市内事業者の間では「もうけが少なくなる」「デメリットを知りたい」などの疑問が残っている。解決に向け道経済産業局、室蘭商工会議所、室蘭市商店街振興組合連合会が主催する説明会を宮の森町の蓬らい殿で開くことを決めた。

 室蘭商議所は「キャッシュレス決済を導入することで得られるポイント還元や割引等による集客力アップなどを分かりやすく説明する」と参加を呼び掛けている。

 参加無料。時間は午後3~同4時半、午後6時半~同8時の2回。申し込みは22日まで。問い合わせは市商連(電話0143・25局1177番)へ。

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