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函館新聞

初年度相談件数242件/「函館・道南サート」専用窓口【函館】

函館・道南サートをPRするリーフレット。市は新たな周知方法を検討している

 性暴力被害に遭った人を救援支援する性暴力被害対応チーム「函館・道南SART(サート)」で、函館市が新設した専用窓口に寄せられた相談件数が2018年度242件に上ることが分かった。委託先のNPO法人ウィメンズネット函館が、2017年度に扱った女性相談全般のうち、性暴力に該当すると思われる件数(22件)を大きく上回った。

 市は、性暴力の被害者を被害直後から中長期にわたって支援する相談窓口を昨年4月に設置。初年度に寄せられた相談件数の内訳は新規が36件、再相談が206件だった。全体242件のうち、病院での診察・治療が必要な「急性期」が11件に上った。

 相談内容は強制わいせつが166件と最多で、強制性交が42件、DV(ドメスティック・バイオレンス、配偶者からの暴力)が15件、盗撮などの撮影が12件、性的虐待が1件の順で、その他が6件。年代は10代が104件、20代が52件、30代が50件と30代以下が全体の85%を占めた。このほか、40代が20件、50代と60代がともに8件。被害時の年代も同じで、性犯罪の被害者は時間がたってから申告するケースもあるが、函館・道南サートは全員が被害直後に相談している。

 加害者との関係は、学校関係が75件と最も多く、次いで知人が60件、配偶者が24件、交際相手が21件、職場関係が13件、無面識が7件、家族が5件で、その他が37件だった。無面識よりも、関係が近い人が多いことが分かった。

 支援内容(重複あり)では、傾聴・情報提供が119件、関係機関への連絡が73件、警察や病院など付き添い支援が47件など。被害者の居住地は、函館市内(218件)がほとんど。

 これまで「どこに相談したらいいのか分からない」という人が、専用の相談窓口を設置したことで「潜在的な性暴力が表面化した」(市子育て支援課)とみる。また、拠点病院(市立函館病院、函館中央病院)や、警察との連携がうまく進んだことも数字になって表れたと分析。同課は「リーフレットや市ホームページで周知しているが、まだまだ周知が足りないと感じており、新たな方法を検討中」としている。

 サートは「函館性暴力被害防止対策協議会」(会長・遠藤力えんどう桔梗マタニティクリニック院長)が立ち上げ、市が相談窓口を開設した。相談専用ダイヤルは(0138・85・8825)。平日の午前10時~午後5時。

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