北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

名寄新聞

「草原の中の書斎」に・民宿「青い星通信社」オープン【美深】

民宿「青い星通信社」の外観。石れんがの造りが特徴

 美深町紋穂内(JR紋穂内駅付近)に民宿「青い星通信社」が、1日からオープンする。廃屋をリノベーションし、室内外は石れんがの造りが特徴となっており、民宿を経営する星野智之さん(56)は「キャッチフレーズが『草原の中の書斎』で、美深は小説の物語の舞台にもなっており、コーヒーを飲みながら、本を読みながら、ゆっくり過ごしたい―という方に来ていただければ」と語る。

 星野さんは神奈川県小田原市の生まれ。東京都内の出版社で雑誌編集の仕事を経て、2014年に独立し「青い星通信社」を設立、広告コピー制作や書籍編集に当たっている。17年10月、パートナーの鶴史子さん(48)とともに美深町へ移り住んだ。

 星野さんが初めて美深町を訪れたのは04年で、小説家の村上春樹さんをテーマとした取材で仁宇布地区を訪問。同地区は村上さんの代表作の一つ「羊をめぐる冒険」の舞台モデルともいわれる。その後も美深に数回足を運び、「何度か遊びに来ていた。美深のことを記事に書いていたので、観光協会の方と知り合いとなり、美深で民宿をつくってみてはどうか―とお誘いがあった。取材でホテルや旅館を訪れ、いろいろな旅館を見てきたので、民宿経営に興味はあった」と振り返る。

 建物は、築60年以上の民家2棟をリノベーションしたが、1棟は廃屋状態で、もう1棟は集会所として使われていた。昨年10月から改修工事に着手し、今年4月30日に完成。5月1日からプレオープン。6月1日からホームページでの予約も始め、本格オープンとなった。「青い星通信社」は、星野さんが小説を書く際のペンネーム「星野青」に由来。

 石れんがの造りが特徴となっており、星野さんは「誰も見たことがない建材を使っていて、深い雪の中で残ってきた建物で過ごすのは、都会に住む方にとっては日常とは違う体験ができると思う。屋根も朽ちずに残り、建材の強固さがある」と語る。

経営する鶴史子さん(左)と星野智之さん

 JR紋穂内駅から500メートル、徒歩6~7分の場所にあり、「建物を見つけるきっかけが宗谷本線で、鉄道ファンにも来ていただくためにも、線路や列車が見える所で営業できればよいのでは―と思って探したのが、ここだった」。さらに「天塩川がすぐそばに流れており、釣りに興味を持つ方も多い。村上春樹さんのファンを対象に、物語の舞台となった所に来てみませんか―というコンセプトで始めた」と話し、「草原の中の書斎」をキャッチフレーズに掲げ、書棚には村上さんの作品も置いている。

 室内は2棟を渡り廊下でつないでおり、1棟はエントランスとパブリックスペース、書棚。もう1棟が客室で全3部屋あり、2部屋がツイン、1部屋がダブル。宗谷本線が見える窓や部屋もある。建物の近くには草原が広がっているとともに「冬の雪原も見ていただければ」と景観も推している。

 ホームページはhttp://aoihoshi.co.jp

関連記事

函館新聞

箱館醸蔵、酒米収穫スタート【七飯】

 【七飯】七飯町大中山1で新たな酒蔵を建設中の箱館醸蔵(冨原節子社長)は20日、町中野の栽培圃場(ほじょう)で酒米の収穫を始めた。酒造好適米「彗星(すいせい)」を刈り取り、新しい酒造りへの意欲を...

函館新聞

函館市高齢化率上昇続く 旧4町村は約50%に【函館】

 少子高齢化が進む函館市では、65歳以上の老年人口の割合が年々高まっている。市の住民基本台帳(8月末現在)によると、65歳以上の人口は9万164人で、高齢化率は前年同期比0・5ポイント増の35・...

十勝毎日新聞

オリンピアン“背”に ポロシャツ製作 高木姉妹や山本選手にも好評【幕別】

 町役場職員交友会(会長・細澤正典住民福祉部長)は、町出身の5人のオリンピアンをモチーフにしたポロシャツを製作した。それぞれの競技に打ち込む5人のシルエットがプリントされたポロシャツは選手本人たち...

十勝毎日新聞

パンにも合う新チーズを 異業種で開発中【十勝】

 広内エゾリスの谷チーズ社(新得町、寺尾智也代表)を中心とする管内の異業種グループが、新たなチーズづくりに取り組んでいる。目指すのは「熟成や味わいがラクレットとモッツァレラの中間でパンにも合うチー...

十勝毎日新聞

屋上に飛行機! 持ち主の小枝さん「操縦の思い出展示」 空の日【帯広】

 ビルの屋上に軽飛行機発見! 帯広市中心部の小枝銀座ビル(西1南11)の屋上にたたずむ1機の軽飛行機。この存在に気付いた周辺ホテルの宿泊客らが2014年ごろから、ツイッター上にたびたび写真を投稿し...