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室蘭民報

コープさっぽろ室蘭支部が西胆振地場産品の販売強化【室蘭】

陳列棚に並ぶ商品。コープさっぽろ室蘭地区本部の店舗では地場産品の取扱いを強化している=東むろらん店

 生活協同組合コープさっぽろ室蘭地区本部は、地域密着をキーワードにエリア内店舗で西胆振の地場産品の取り扱いを強化している。今年から地区本部管内7店舗で一部の商品をコーナー化するなど販売を促進。日配品中心に、生鮮品の売り上げが順調に推移しているという。室蘭地区本部は「地元の素晴らしい食材を多くの住民に届けたい」と話し、今後もラインアップを充実させていく考えだ。

 ■胆振東部地震

 「昨年の胆振東部地震で物流がストップしたが、地元の業者の協力をいただいた経験がある。より一層の地元の商品を強化したい」。伊藤正男本部長はこう力を込めた。同社は地産地消の重要性に着目し、約10年前から道内108店舗で地場食材の取り扱いを始めた。昨年、伊藤本部長が室蘭地区本部に着任し「一層の地場商品を強化する」方針を決定。地元商品の「掘り起こし」を進めている。

 店舗では農水産品など地元商品の通年販売を実施。現在、加工品16社160アイテムを扱っているほか、地元農家から仕入れる「ご近所やさい」のコーナーには西胆振管内120軒が登録。水産は5社と取引している。

 ■社員が目利き

 特徴は地区本部の社員(バイヤー)が直接農家を訪問し目利きし、安全性を確認するなど品質にこだわっている点だ。店舗と生産者が地場産品の普及拡大に向けた協力関係を構築している。

 西胆振産品の販路拡大や観光振興に一役買っている。店舗では食品棚上段に「室蘭・登別地方の味」「おらがまちから生まれた定番の味をみんなで味わおう」とPRし、地域活性化に貢献している。室蘭市寿町にある東むろらん店の和田司さんは「お客さんの評判は上々」と話した。

 ■全道に発信へ

 同本部が地場産品を強化している背景は流通に悩む事業者が多いためだ。加工品などの「登別ブランド」や伊達野菜など魅力的な西胆振産品が増加しており、各店舗で商品をアピールし消費拡大を図ることで事業者と同社がウィンウィン(相互利益)の関係を目指している。

 同社は宅配や食品開発に強い。今後も地場産品の消費拡大に向け店舗展開や商品開発、物流などでの協力のほか、店舗内での商品点数の増強を検討する。伊藤本部長は「室蘭から全道に発信したい。宅配なども通じて地元商品をアピールしていきたい」と話した。

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