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室蘭民報

水素ステーション運営の市が経産省の補助を申請へ【室蘭】

室蘭市が整備・所有している移動式水素ステーション

 経済産業省が本年度から、燃料電池車(FCV)に水素を供給する設備の運営費の補助制度を見直したことを受け、移動式水素ステーションを所有する室蘭市は今夏にも、同制度に申請する方針を固めた。認められればFCVに水素を充填(じゅうてん)できる開設日が増えるなど利便性向上が見込まれている。

 見直しとなったのは同省が経費を助成し次世代自動車振興センターが実施する補助制度。これまでは同制度を活用し整備した水素ステーションのみ対象だったが、条件が緩和された。

 室蘭市は2016年(平成28年)、環境省の補助で造成した基金を活用し移動式水素ステーションを導入したため、補助の対象外だった。そのため開設は週1回程度とFCVの水素充填に制約があり、水素の価格も全国の価格と比べ高く設定せざるを得なかった。

 補助条件の緩和により室蘭のステーションも対象になる可能性があり、市は既に公募の通知を受けている。申請が認められれば開設日の増加に加え、水素の価格も、同補助を受けた札幌市のステーションが1キロ当たり1500円(税別)となっており、現在より安くなる可能性も見込まれる。

 室蘭のステーションが同補助制度の対象外だった点は、昨年4月の衆院経済産業委員会で山岡達丸衆院議員が、制度の拡充を求め質問している。

 今後市は、水素ステーションの性能データを収集し、今夏にも申請する。室蘭市経済部は「水素ステーションの利便性が札幌市とともに高められることに期待している」と強調。水素供給利用技術協会(HySUT)の全国商用ステーションマップにも室蘭は記載されておらず「当初から商用で稼働してきた。これを機に全国的に認められれば意味は大きい」としている。

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