北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

根室新聞

四島墓参などの草刈り 移動路確保へ予算要求 宮腰北方相【根室】

 宮腰光寛内閣府特命担当相(沖縄及び北方対策)は11日、北方墓参や自由訪問で目的地への道を確保する作業員派遣のための予算を、来年度の概算要求に加える意向を示した。千島歯舞諸島居住者連盟(脇紀美夫理事長)の要望に応じたもので、墓参等では背丈ほどの雑草を刈りながら墓地へと進まなければならない場所が多く、高齢化した元島民の負担軽減策として、根室港視察後に報道陣の質問に答えた。

 北方墓参は道、自由訪問は千島連盟がそれぞれ実施主体となり、元島民がふるさとの墓地や居住地跡を訪ねる四島渡航事業。実施が5月から9月と草木の生い茂る時期に重なるため、島上陸後に墓地や居住地跡までの道のりを雑草が阻み、団員らが草刈り機等を持ち込んで整備してからお参りしているのが現状だ。

 宮腰担当相はこの課題について「高齢になった元島民の皆さんが出来る限り負担なく上陸できるよう、移動路確保のための作業人員が同行する予算を来年度新たに要求したい」としたほか、四島で墓や居住地跡の場所を孫世代に伝えたいとの要望もあり、「元島民の孫(3世)の墓参、自由訪問への参加について外交交渉で実現を目指したい」との考えを示した。

 また、北方領土現地視察をプログラムに含む修学旅行の補助枠についても「成果が上がってきている。予算を増額してしっかりやっていきたい」と意欲を示した。

 この日は四島交流専用船「えとぴりか」(1124トン)と同船の専用ふ頭候補地となる根室港を視察し、根室港区南地区整備について「四島交流は28年も続くのにターミナル一つなく、共同経済活動で人と物の移動が必須になることを見据えても、日本の本気度が疑われるのでは。道開発局の皆さんには整備を進めてもらいたい」と述べた。

 宮腰担当相は北方領土隣接地域の管内5市町で千島連盟各支部や地元関係者と意見交換するため、9日から11日にかけて管内入り。10日には千島連盟、11日には根室市関係者とそれぞれ意見交換した。宮腰担当相の根室視察は45回目。

「えとぴりか」の視察後、報道陣の質問に答える宮腰担当相

関連記事

根室新聞

「北構保男博士の研究」特別展示始まる 13日まで【根室】

 6月5日に101歳で亡くなった考古学者でオホーツク文化研究の第一人者、北構保男氏を追悼し、研究業績を紹介する特別展示「郷土の考古学者北構保男博士の研究」が8日、市総合文化会館多目的ホールで始...

苫小牧民報

「(道内5紙)コロナ時代の道しるべ」特別な夏 全力で かわいそうと思われ..

駒大苫小牧高校野球部監督 佐々木ささき 孝介こうすけさん(33)  札幌円山球場で開催中の夏季北海道高校野球大会南北海道大会で、夏の甲子園連覇の実績を誇る駒大苫小牧は8日、準決勝で涙をのんだ...

苫小牧民報

ポーランド国立バレエ団で1年目から活躍 苫小牧出身の丁子さん

 苫小牧市出身の丁子蒼(ちょうじ・あおい)さん(20)が昨年8月から、ポーランド国立バレエ団の団員として活躍している。入団1年目ながら、舞台上でソロの踊りを披露するソリストを複数の公演で任される...

十勝毎日新聞

湊谷鈴さん絵本全国発売 帯広在住イラストレーター【帯広】

 帯広在住のイラストレーター湊谷鈴さん(23)=ペンネーム=が手掛けた絵本「むりつむり」が31日、三恵社(愛知)から全国発売される予定で、10日からインターネットのアマゾン予約が始まる。大人向けに...

十勝毎日新聞

帰省 悩んだ末に【十勝】

 お盆の帰省シーズンが始まった8日、空港や駅にはスーツケースを手にした帰省客らが降り立った。全国的に新型コロナウイルスの感染者が増加している中、やむなく帰省を自粛した人、悩みながらも帰省した人など...