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根室新聞

空路墓参つつがなく終える【根室】

 島との往復に航空機を利用した北方領土墓参団は、国後島の泊、択捉島の留別とポンヤリ墓地での慰霊をつつがなく終えて、11日昼、中標津空港に戻った。今回の墓参は、近年ロシア側によって立ち入りが制限されてきた墓地だっただけに、団員たちは願いかなって肉親の供養を果たした安堵の表情で帰ってきた。

 北方領土への空路墓参は、平成28年12月の長門会談での日ロ首脳合意を踏まえて29年9月に初めて実現。積み重ねてきた首脳会談の結果として、30年7月に2回目が実施され、今回が3回目。最高齢91歳の元島民から11歳の4世まで元島民関係者38人(国後24人、択捉14人)と同行者合わせて67人が参加した。

 団員を乗せて10日午前8時27分に中標津空港を離陸したチャーター機は、同日9時半に国後島の空港に到着。全員降りて空港ターミナルで入域手続きを行い、国後班(同行者含め39人)は陸路で泊墓地に移動し、慰霊式を行った。

 択捉班(同28人)は再びチャーター機に搭乗して午後0時16分に国後島を出発。同43分に択捉島の空港に着き、陸路移動して留別、ポンヤリ墓地を訪れ慰霊式を行った。

 慰霊式は無宗教・献花方式で行われ、遺族代表が追悼の言葉を述べたほか、政府代表が河野太郎外務相(国後班)、宮腰光寛北方担当相(択捉班)、道代表が鈴木直道知事の追悼の辞を読み上げた。元島民らは持参したお菓子や水を祭壇に手向け、献花に続いて焼香し、島にねむる御霊や引き揚げ後ふるさとの返還を見ずにこの世を去った元島民の冥福を祈った。

 国後島泊村出身の新濱昭さん(81)=根室市=は「天気が良くて、よい供養ができた」と、平成25年の自由訪問を最後に立ち入りが認められず、諦めかけていた父のねむる墓地に行けたことを喜んだ。

 択捉島留別村元島民2世の尾越文子さん(61)=釧路市=は、今年1月に89歳で亡くなった母・お錦(きん)さんの思いを胸に留別墓地に立ち、先祖の霊を慰めた。お錦さんは生前、母(文子さんの祖母)の大槻今朝枝さんとの島での暮らしに思い入れがとても強かったということで、文子さんはその思いを背負って、子や孫など3世代計8人で参加。念願を果たした。

 尾越さんの孫(元島民4世)で、今回最年少の星龍之介君(11)=苫小牧市=は「墓参りができたので、おばあちゃんも喜んでくれたと思う。島は思っていたよりも寒かったけど、また行ってみたい」と話した。

 帰着後に記者会見した国後島泊村出身の大塚小彌太団長(90)=札幌市=は「所期の目的である御霊の冥福を祈り、全員元気に帰ってきた」と報告。墓参団が事故なく帰ってきたことに安堵し、航空機を利用した墓参の継続拡大に期待を示した。

泊墓地で追悼のことばを読み上げる大塚小彌太団長(10日午後3時14分、代表撮影)

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