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苫小牧民報

山線資料見つかる 詩人の故斉藤征義さん蔵書

路線図を広げる丸山さん

 年内の開館に向けて蔵書整理が進む苫小牧市王子町1の「斉藤征義の宮沢賢治と詩の世界館」設立準備室で、王子軽便鉄道(通称・山線)に関する資料約300点が見つかった。列車の設計図や地図、写真などで、1月に亡くなった詩人の斉藤さんが千歳観光連盟観光振興課長時代(1986~89年)に集めたものとみられる。資料はすべて、千歳市支笏湖温泉で、年度内に山線資料室開設を目指す「支笏湖・山線プロジェクト実行委員会」に寄付。世界館設立準備室事務局長の丸山伸也さん(67)は「観光振興に役立ててもらうことが斉藤さんの遺志。山線の歴史的意義などを伝える一助になれば」と話す。

 山線は08~51年、王子製紙苫小牧工場と支笏湖畔、同工場所有の水力発電所などを結んだ資材輸送用の軽便鉄道で一時は一般客の輸送も行った。

 見つかった資料は、むかわ町穂別にあった斉藤さんの書斎から「世界館」設立のために持ち出した書籍類の中にあり、分厚いクリアファイルに機関車や排雪車の設計図、路線図、列車などを収めた写真やネガフィルムなどがまとめられていた。

 23年に王子軽便鉄道の列車を手掛けて以来、多くの森林鉄道用蒸気機関車を造った小樽橋本鉄工所が42年3月に製作した大輪連結タンク機関車の「車両竣工(しゅんこう)図表」は、細部のサイズをミリ単位で記録。丸山さんは「(機械図面などの原本を複写した)青焼きと呼ばれる資料が多い。斉藤さんは早くから山線を地域の観光資源と捉え、復元を目指していた可能性が高い」と語る。

 「支笏湖・山線プロジェクト実行委員会」は、千歳市支笏湖温泉地区で山線鉄橋を通した地域おこしに取り組む団体。今年度内に同地区で山線をテーマにした資料館開設を目指しており、今月3日にはプロジェクトに賛同した埼玉県の鉄道愛好家の男性からミニ蒸気機関車(SL)の寄贈を受けている

 7月下旬に世界館設立準備室を訪れ、丸山さんから資料の寄贈を受けた実行委の木下宏事務局長(65)は「山線は千歳、苫小牧にとっての歴史遺産。整理し、展示史料などとして生かしていけたら」と喜んでいる。

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