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日高報知新聞

札幌の馬主が340万円で落札【新ひだか】

競り会場の桜翔と矢野君=22日=

【新ひだか】静内神森の北海道市場で開催したサラブレッド1歳馬競り市「サマーセール」(日高軽種馬農協主催)に22日、町内にある静内農業高生産・育成の牡馬「桜翔」が上場し、340万円(税込367万2000円)で札幌市の富樫賢二さんに落札された。昨年春に同馬が誕生してから世話をしてきた生徒たちも感激の表情を浮かべ、競走馬としての活躍に思いをはせた。

 畜産系の生産科学科のある同校では、全国の高校で唯一サラブレッドを生産しており、生徒が毎年1頭の割合で繁殖から育成までに携わっている。

 これまでに生産馬のユメロマンやゴーゴーヒュウガが中央競馬で勝利している。

 母マドリガルスコア(母の父ダンスインザダーク)の1歳馬で、〝桜の名所にある静内農高から全国に羽ばたいてほしい〟と名付けられた桜翔は、父がエスケンデレヤという血統。毛色は鹿毛で、昨年4月4日に誕生後は生徒たちから愛情いっぱいに育てられ、この日までに体高156㌢まで成長。運動量の把握、分析のためのGPSを装着し、冬季の運動量不足の解消に大きな効果が見られた。

 競りの1カ月前まで負荷をかけて丈夫な体に育てる夜間放牧を不定期に行い、その後は生徒が毎日30分ほどの引き馬を行って競りに備えてきた。前日の21日夕方に同校から会場のきゅう舎に入り、男子生徒2人もきゅう舎に泊まりこんで最終調整。

 当日の展示では訪れた馬主のリクエストに応えて引き馬をして状態の良さをアピール。競りでは世話をしてきた矢野颯之新君(3年)が桜翔を導き、競り会場に入るときに「よろしくお願いします」と元気にあいさつ。

 200万円からスタートした競りは複数の購入希望者が競り上げ、340万円で富樫さんが落札。競りを見守っていた加藤和則教頭や応援に駆け付けた生徒らもほっとした様子で笑顔が広がった。

 前日から泊まりがけで桜翔の世話をしてきた矢野君は「売れたことに、まずはホッとしている」、菊地蓮君(3年)は「今までやれることは全てやってきた。引き渡しまでは気が抜けない」、一緒に馬の世話をした中元雅望さん(3年)は「競り上げの時は力が入った。みんなで気持ちが一つになれた」とそれぞれ話していた。

 馬コース担当の若松勇太教諭は「サマーセールを目標に、うまくいったことより、つらいことが多かったと思う。馬と長く接することで信頼関係を作り出せた。成長してレースで活躍できれば」と胸をなでおろした。

落札した富樫さん(中央)と世話をした静内農業高の生徒たち=22日=

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