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函館新聞

ギリヤーク尼ケ崎さん、大門で青空公演【函館】

「じょんがら一代」を披露したギリヤークさん

 函館出身の大道芸人、ギリヤーク尼ケ崎さん(89)による青空舞踊公演「祈りの踊り」が24日、はこだてグリーンプラザ(函館市松風町)で開かれた。津軽三味線奏者の二代目高橋竹山さんと共演し、満身創痍の体に魂を込めた創作舞踊を披露。約600人の観客が見入った。

 生家があった大門地区で5年ぶりの公演は、「じょんがら一代」で幕開け。冒頭の音源は長年、初代高橋竹山(1910~98年)の演奏を使用している。今回は二代目の演奏に合わせ、全身で踊りを表現した。

 「ソーラン節」は高橋さんの三味線と歌、観客の掛け声と手拍子に導かれるように踊った。ギリヤークさんは「二代目と共演ができ光栄。新しい演目を開拓できた。日本人のために命ある限り踊りたい」と語った。

 女性客や子供を巻き込んだ「よされ節」、昨年発表した「果たし合い」などを披露。最後の「念仏じょんがら」は頭から水をかぶり、数珠や母の遺影を手にしながら「祈りの踊り」をささげた。

 国内外で半世紀以上踊り続ける中、近年はパーキンソン病や脊柱管狭窄症と闘う。黒子の助けを得ながらも、かつてのように舞台上で化粧を施す場面も。高橋さんは「即興で演奏した私の新しい音で踊ってくれたことが一番の喜び」と話していた。

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