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苫小牧民報

今年の来遊は3割増予測「期待できそう」 秋サケ漁、来月1日解禁-胆振太平洋海域

今年の漁獲増に期待が集まる秋サケ漁=2018年9月、苫小牧漁港

 胆振太平洋海域(室蘭―むかわ)で操業する秋サケ定置網漁が9月1日に解禁される。同海域では2016年から不漁が続いているが、道の研究機関によると、今季は胆振沖に回帰する秋サケは前年より29%増と回復する予測が出ている。この見通しに苫小牧の漁業関係者は期待を寄せており、例年以上に出漁準備にも力が入っている様子だ。  胆振海区漁業調整委員会の集計によると、胆振4漁協(室蘭、いぶり中央、苫小牧、鵡川)の過去5年間の水揚げ量は14年116万匹、15年144万匹と100万匹の大台を維持してきたが、16年は66万匹に半減。17年は52万匹で記録的な不漁となった。18年は66万匹でやや回復したものの、漁業者にとっては厳しい状況が続いてきた。

 近年の不漁続きの要因について、秋サケの資源状況を調査研究している道立総合研究機構さけます・内水面水産試験場(恵庭市)の畑山誠研究主幹は、胆振からオホーツクにかけた太平洋の海水温が12年と13年は平年より2度低く、放流した稚魚の多くが死滅したと推測。このため、放流から4~5年後に胆振へ来遊する秋サケが16年から激減したと指摘している。

 同試験場の全道調査によると18年は、放流から4年後に来遊する「4年魚」の割合が平年の8割となる1835万匹まで回復。「3年魚」も平年の7割に当たる166万匹が来遊しており、徐々に資源が戻っていると分析する。この結果から、今年は4年魚と5年魚の来遊数が平年並みまで戻ると推測。道内全体で前年実績の32%増、胆振沖については29%増と見込んでいる。

 苫小牧漁協さけ定置網漁部会の川口俊二部会長は「ここ数年、水揚げ量が落ち込み漁業者にとって厳しい経営状況が続いていたが、今年は期待できそうだ」と力を込める。

 同漁協は資源確保のため、錦多峰さけ・ますふ化場で毎年、稚魚を育成。17年までは体長5~6センチで放流していたが、18年からは低い海水温にも耐えられるよう7~8センチまで育てる手法に切り替えた。成果が出るのは早くて21年以降になる見通しだが、回復傾向の追い風材料となるもので、地元漁業者も今後の資源回復に期待を寄せている。

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