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室蘭民報

「RFL室蘭」10回目の節目、がん撲滅に願いつなぐ【室蘭】

開催10年の節目を迎えたRFL2017室蘭の「サバイバーズラップ」=26日午後1時57分、室蘭市祝津町

 がんに負けない社会を目指したチャリティー活動「リレー・フォー・ライフ・ジャパン(RFL)2017室蘭」(同実行委員会など主催。室蘭民報社など後援)が26日、室蘭市祝津町の道の駅みたら室蘭隣接広場で始まった。10回目の節目の中、「リレーウオーク」などを通じ、がん撲滅の願いを発信している。

 RFLは、がんを患いながら患者会設立など精力的な活動を続けた故・金子明美さん(2010年1月、41歳で死去)の呼び掛けで08年(平成20年)に開始。毎年8月下旬に開催、今年は室蘭や道内外から患者や家族、医療関係者ら27チームの関係者、室蘭の2看護学校生らによるボランティアなど総勢1200人が参加している。

 開会式に続き、がん患者やがん経験者(サバイバー)が歩く「サバイバーズラップ」がスタート。1周200メートルのコースを回るサバイバーらに家族、友人、医療関係者らが拍手を送った。その後、がんと24時間向き合う患者らとたすきや旗をつなぎ歩く「リレーウオーク」も始まり、“希望のたすき”をつないでいる。

 午後3時すぎに、サバイバーの一人高橋はるみ知事が会場に駆け付けてウオークに参加した。

 夜には、亡くなった人や闘う人への思いをキャンドルに託す「ルミナリエ」や、取り組みを動画で振り返る「RFL室蘭10年の歩み」が行われた。

 きょう27日は午前10時からのラスト・ウオークでフィナーレを迎える。

「サバイバーズトーク」などを通じて、がん経験者の心境や立場などに理解を深めた「がん対策推進シンポジウム」

◆―― がん経験者が語る

 「がん対策推進シンポジウム」が26日、リレー・フォー・ライフ・ジャパン(RFL)2017室蘭の会場・室蘭市祝津町の「道の駅みたら室蘭」隣接会場で開かれ、がん経験者(サバイバー)が、告知から闘病生活までの心境や経験などを語った。RFLの参加者らは、サバイバーの立場に改めて理解を深めながらがんに関する知識などを学んでいた。

 胆振総合振興局とRFL室蘭実行委員会が主催。RFL室蘭が、開催10年の節目を迎えたため「がんサバイバーが主役」との原点に立ち返り、「がんになっても地域で安心して暮らせるまちを目指す」との目的で開かれた。

 このうち、「サバイバーズトーク」では、西胆振管内に住む6人のサバイバーが、告知から治療までの気持ちや検診の大切さ、市民に訴えたいことなどを赤裸々に語った。

 直腸がんなどを患う今村正さん(63)は「がん患者にとって社会は生活しづらい」と、人工肛門保有者(オストメイト)の立場で強調。「一人で悩んでも不安が増すだけ。一歩でも踏み出すことが大切」とも訴えた。

 また、6年前から乳がんの治療を行っている森中かおりさん(56)は、サバイバーが自らの体験に基づいて、患者や家族に寄り添って支える「がんピアサポート」を充実させる必要性を指摘。「患者は一人で悩むし、経験者の話を聞きたいと思う。市(行政)が育成に頑張ってほしい」と訴えた。

 RFL室蘭実行委員会の小沼芳子さん(69)、穴井ひとみさん(47)、中田美樹さん(54)の3人も、「治療で声が出づらくなったが、改めて命が大切と感じている」(小沼さん)、「目標と生きがいを持つことで乗り越えられた」(中田さん)とサバイバーの立場で語った。

 また、製鉄記念室蘭病院の前田征洋病院長、日鋼記念病院の富田雅義副院長が「室蘭最新がん治療」をテーマに解説。RFL参加者は手術療法、化学療法、放射線療法、免疫療法などの治療の実情をはじめ、緩和ケアや社会的サポートが果たしている役割などに理解を深めていた。

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