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根室新聞

高校選択科目「海の科学」授業 海保が協力【根室】

 根室海保(丹野博信部長)は30日、根室高校で新設された選択科目「海の科学」の授業の一環として、巡視船「くなしり」による体験型船内授業を実施した。同校のカリキュラムの一環で根室海保が授業を行うのは今回が初めてで、12月までに4回の授業が予定されている。

 根室市内高校の再編統合で平成29年に新設校としてスタートした根室高校では、生徒が自ら科目を選択して、自由に時間割をつくることができる単位制を導入。選択科目の一つとして海の科学の授業が今年初めて設置され、海洋の性質、海洋の層構造などの授業のほか、道東の海の特徴など地域特性を生かした勉強をする。

 根室海保では、地元学生に対する海上保安庁業務、組織の認知度の向上などを図るため、学校に協力を申し入れて学校方針に沿う形で授業に参画。今回初めての共同授業となった。

 当日は根室高校の3年生36人が参加。生徒らは巡視船「くなしり」に乗り込み、午後2時ごろ、納沙布岬付近の海域を目指して根室港を出港。船内では2班に分かれて授業が行われ、海図の種類、水深、航路標識など海図の見方などのほか、船位測定法という方法で「納沙布岬灯台を120度、ノッカマップ埼灯台を169度、野付埼灯台を296度に見える自船の位置はどこにあるか」という問題に挑戦。海保職員にアドバイスを受けながら三角定規などを使って海図から巡視船の位置を探し出した。

 また、根室の地理的特徴として、珸瑤瑁水道など日本でも有数の狭水道が点在し、水深も浅く航海の難所であるなど根室海峡や流氷について学んだ。船内ではレーダー、コンパスなど航海計器等も見学。納沙布岬付近の海域に着くと、実際に水晶島、秋勇留島、貝殻島灯台などを目にしながら海保職員から北方四島について説明を受けた。

 初めての体験型船内授業を受けた生徒たちは「釣りが好きで、海や自然も好きで根室の海を知りたくて海の科学の授業を選んだ。普段海から見ることができない根室のまちを見られて良かった」、「海はきれいで、いろんな生き物がいて、何より根室が海のまちということで、海の科学を選んだ。海の広さを感じることができた」と話していた。

 根室海保では今回を含め、12月までに4回の授業を行う予定。今後は海上安全、海洋環境、海洋情報などについて高校内で授業を行う。

海保職員のアドバイスを受け、海図から巡視船の位置を探し出す生徒ら

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