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室蘭民報

第4次安倍再改造内閣が発足、地元安平町から橋本五輪相誕生【胆振】

 東京五輪・パラリンピックの担当相で初入閣を果たした橋本聖子参院議員。女性活躍担当相も兼務する。冬季五輪初の日本人女性メダリストとして女性の力を体現している。就任に地元をはじめ、関係者らからは「(五輪を)成功に導いて」「盛り上げてほしい」と期待と喜びの声が上がっている。

 同じスポーツ選手から政治家へ転身し、尊敬しているという自民党北海道第9選挙区支部長の堀井学衆院議員は「アスリートとして、また競技を支える側、応援する側、全てを知っている。五輪招致段階から奔走されてきた。全力でサポートしたい」と喜んだ。

 橋本氏の当選5回中、3回の選挙で選挙対策本部長を務めた神戸典臣道議(胆振選挙区)は「東京五輪の成功に向け、これ以上ない人選。アスリートでもあり、女性活躍推進のトップランナー。これまでの経験を生かし職務を全うしていただきたい」と活躍を確信する。

 鈴木直道知事は「豊かな経験と力強い手腕を大いに発揮され、五輪・パラリンピックの成功と、札幌冬季五輪・パラリンピックの招致実現、女性が活躍できる社会づくりに力添えをいただくなど、わが国、北海道の発展に尽力していただくことを期待します」とのコメントを発表した。

 苫小牧市・岩倉博文市長は「大臣待望論があっただけに就任は本当に喜ばしい。来年の五輪・パラリンピックを成功に導いてほしい。2030年を目指す札幌冬季五輪・パラリンピックへの全道的な期待も高まってくるだろう」と語った。

 地元・安平町の及川秀一郎町長は「諦めずに競技に打ち込み、メダルを取られた橋本先生の歩みを象徴する五輪相就任を町民と一緒に喜びたい。聖火リレーが被災した3町を回るが、就任で地元を一層盛り上げてほしい」と同級生にエールを送った。

   

 橋本聖子氏(はしもと・せいこ) 旧早来町(現安平町)出身。1995年(平成7年)の参院選比例区で初当選し、5期目。スピードスケートと自転車で冬季、夏季計7回の五輪に出場。92年のアルベールビル冬季五輪スピードスケート女子1500メートルで銅メダルを獲得した。54歳。

安倍再改造内閣・室蘭の政党の声

 第4次安倍再改造内閣が発足した。38歳の小泉進次郎氏を起用するなど、19人中17人を入れ替える大幅改造。「安定と挑戦」を掲げた閣僚人事に対し、室蘭の各政党関係者からは「発信力がある」「憲法改正の流れだ」と賛否の声が上がった。

 自民党室蘭支部の千葉英也支部長は「初入閣が多い一方、重要ポストには実績ある人材を充て、バランスの取れた人事」と述べた。新内閣には「消費税引き上げ後の景気の冷え込みや、外交も喫緊の課題。それぞれ力を発揮してほしい」と政治の安定を求めた。

 公明党室蘭総支部の砂田尚子総支部長は「経験が豊富で実力者が多い。発信力ある布陣」と評価し、同党の赤羽一嘉氏が国土交通相に就任するため「北海道新幹線の札幌延伸、JR北海道の鉄路維持、室蘭では港湾発展に向けて連携を強めていく」と強調した。

 国民民主党室蘭支部の児玉智明代表は「小泉進次郎氏は入っているが、官房長官や副総理など主要メンバーは続投、外相の防衛相への横滑りなど新鮮味に欠ける」と述べ「今やるべきことは内閣改造ではなく千葉県で発生した停電など災害対策だ」と批判した。

 立憲民主党室蘭・登別支部の高橋直美代表は「『安定と挑戦』を掲げていたが、ふたを開ければ『お友達内閣』。首相に物申す派閥を避けた」と指摘し「社会保障の充実や人口減少対策など国民生活を安定させる時期。憲法改正の流れは受け入れ難い」と懸念を示す。

 「安倍首相のお友達による改憲内閣の布陣」と共産党室蘭地区委員会の毛利敏委員長は一蹴。「韓国との関係、米中貿易摩擦も悪化する中で消費税を上げる。不況の可能性もあり八方ふさがり。小泉氏入閣など政権浮揚のごまかし内閣」と断じた。

 社民党室蘭支部の高橋幸夫支部長は「首相の側近を主要ポストに配置し、改憲を進めるための布陣」と憲法改正に危機感を示し「われわれは改憲にずっと反対している。年金問題など国民の生活に対する不安もある。個人を尊重した政治を行う必要がある」と訴えた。

庁舎に垂れ幕、復旧・復興へ期待の声

橋本聖子五輪相就任を祝って安平町役場に掲げられた垂れ幕

 聖子さんおめでとう―。五輪相兼女性活躍担当相に就任した橋本聖子参院議員の地元・安平町では11日午後、役場庁舎に垂れ幕が登場、待望の大臣就任を祝った。被災者からも五輪の成功と復旧・復興への後押しに対する期待の声が上がった。

 同町では五輪相の決定に合わせ、役場庁舎の壁に「おめでとうございます 橋本聖子五輪担当大臣」と書かれた垂れ幕を設置。及川秀一郎町長は「胆振東部地震から1年を経過したが、安平町にとっても(厚真、むかわを含む)3町にとっても明るい話題」と語った。

 大きな被害を受け、仮設店舗で営業する老舗和菓子店「佐藤菓子舗」の佐藤けい子さん(72)は「体に気をつけて頑張ってほしいです」。五輪出場の時は「テレビで応援していた。メダルも取ってすごい活躍だと思っていたが、大臣になるなんて」と感慨深げに振り返る。7月の参院選では店舗前で演説を聞いた。「本当に優しい人。震災でもたくさんの応援をいただいた」と笑顔で喜んだ。

 4月にオープンした道の駅「D51ステーション」を管理するあびら観光協会の高津均事務局長は「観光や産業など、さまざまな分野でお世話になっている。東京安平会の会長も務め、安平のPRにも一役買っていただいているが、国とのパイプがさらに強まったのは心強い。五輪大臣としての活躍を期待しています」と話した。胆振東部地震後には真っ先に町を訪れ「多くの町民の声に耳を傾けていた」と被災者に寄り添う気持ちに感謝を示した。

 橋本氏は1992年(平成4年)のアルベールビル冬季五輪スピードスケートで銅メダルを獲得。町内の温水プールやスケートリンクなどを備えたスポーツセンターの愛称は「せいこドーム」と名付けられ、町民に親しまれている。

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