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室蘭民報

来遊遅れ厳しい出足―秋サケ漁の漁獲量、過去5年で最低【胆振】

定置網で漁獲した秋サケ=登別漁港

 胆振海域の秋サケ定置網漁(1日解禁)が当初予想に反して厳しい出足となっている。来遊の遅れが主な原因とされ、今月下旬以降に増える見通しも出ているが、全体的に漁獲量が前年度を下回っている。10日現在の漁獲量は前年同期比56・1%減の7617匹で過去5年間で最低を記録。単価は昨年より値を下げ、重量も3キロ台と良く、また今月下旬から来遊が増える予想もあり、回復基調に期待がかかっている。

 「ここ数年は不漁続きで今年はまとまった漁を期待していたが序盤はかなり厳しい。今後も楽観視できない」。白老・虎杖浜で秋サケ漁を営む漁業者は肩を落とした。

 道立総合研究機構さけます・内水面水産試験場(恵庭)による胆振太平洋海域の秋サケ来遊予測は、前年比29%増の85万匹を示し、「4年魚」「5年魚」を中心に資源回復を見越している。

 胆振海区漁業調整委員会によると、胆振管内の漁獲数は昨年漁を行わなかった鵡川を除く4漁協で低調に推移している。最も下落幅が大きいのは前年同期比8割減の苫小牧で1028匹にとどまる。次いでいぶり中央(登別・白老)2779匹(同64・2%減)、室蘭368匹(同48・9%減)、いぶり噴火湾1914匹(同28・5%減)。鵡川は1528匹の水揚げ。

 漁獲量の重量ベースでは、全体が23・7トン(同53・1%減)で、2漁協が前年同期に比べ半減以下に落ち込んでいる。特に苫小牧は3トン(同82・4%減)と、いぶり中央8・8トン(同62・5%減)の下落幅が大きい。ほか、室蘭1トン(同44・8%減)、いぶり噴火湾5・トン(同19・2%減)、鵡川4・7トンとなっている。

 過去5年の平均は漁獲数5万930匹、重量167トン、金額8700万円となっており、今季の出足の鈍さを際立たせている。

 1キロ当たりの単価(胆振5漁協平均)は483円で前年に比べ2割安。5漁協の総取扱金額は同61・8%減の1147万6千円だった。重量は平均3・12キロで「サイズは回復の兆しが見られる」(同委員会事務局)という。

 10月にかけ盛漁期に入るため、漁業者からは「今後の水揚げに期待したい」との声は根強い。同試験場は当初の来遊予測に反する状況に「分析はまだ行っていない」としているが、「海水温の上昇でサケが沿岸に接近しにくいことなど地域差が出ている可能性がある」とみている。

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