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室蘭民報

RFL室蘭で1200人が24時間ウオーク【室蘭】

「がん制圧」と「がんに負けない社会」を願い、閉幕したRFL2017室蘭=27日午前10時25分、室蘭市祝津町

 がんに負けない社会を目指したチャリティー活動「リレー・フォー・ライフ・ジャパン(RFL)2017室蘭」(同実行委員会など主催、室蘭民報社など後援)は2日目の27日、室蘭市祝津町の道の駅みたら室蘭隣接広場で行われ、24時間歩き続ける「リレーウオーク」を終えた。閉会式では参加者1200人が、改めてがん制圧への願いを込めながら、11回連続開催となる来年の再会を誓った。

 26日午前10時にスタートした室蘭ウオーキング協会による「室蘭一周ウオーキング」を皮切りに、同日午後1時半からはRFL会場でも、がん撲滅を願いながら歩き続ける「リレーウオーク」がスタート。

 市内外のがん患者と家族、医療関係者、支援者ら27チーム、一般参加者、ボランティアを含む総勢1200人が、「がんに負けない」などの言葉を記した横断幕をたすき代わりにして、26日夜から27日朝にかけて交代で歩き続けた。

 「室蘭一周ウオーキング」出発から24時間後の27日午前10時には「ラストウオーク」がスタート。参加者は、涙ぐんだり、手を振ったりと達成感に浸りながら、「がんは24時間眠らない。患者は24時間闘っている」を改めてアピールした。

 閉会式では、稲川昭実行委員長が「がんで差別されない社会の実現に期待し、来年も元気にお会いしましょう」とあいさつ。参加者がハト形風船を空高く飛ばし、“希望のたすき”をつないだ喜びを胸に来年の再会を誓い合った。

 実行委によると、参加27チームによる合計歩行数は96万2017歩(万歩計で計測)で「約673キロの計算。室蘭―名寄の往復距離とほぼ同じ」。また、今年は252万2226円(27日現在)の善意が寄せられ、運営経費などを差し引き、日本対がん協会に寄付する。

父・健二さん、母・明美さんの遺影を掲げて「ラストウオーク」に参加する金子優奈さん(中央)=27日午前10時2分、室蘭市祝津町

◆――両親の遺志継ぐ金子さんきょうだい

 今年で第10回の節目を迎えた「リレー・フォー・ライフ・ジャパン(RFL)2017室蘭」(同実行委員会など主催、室蘭民報社など後援)。患者や家族、医療関係者、ボランティアら室蘭や道内外から集まった総勢1200人の参加者は、思い思いに「10年」をかみしめた。

 伊達市の会社員、金子芳洋さん(25)と、優奈さん(14)=伊達中3年=のきょうだい。感慨もひとしおだ。母は、がんを患いながらも、RFL室蘭開催に向けて精力的に活動した初代実行委員長の明美さん(10年1月死去)。父は妻の遺志を継いで実行委員長も務めた健二さん(16年12月死去)だ。

 明美さんが亡くなり、2人は健二さんと毎年参加していた。しかし、健二さんも心不全で急死する。芳洋さんは「母の存在の大きさ、引き継いだ父の大きさを知った」と話す。

 リレーウオークでは、父母の遺影を持って参加。会場のあちらこちらから寄せられる「大きくなったね」との声に、優奈さんは照れくさそう。「皆さんには母の思いを引き継いでもらっている。来年は、自分も実行委員会のメンバーとして携わりたい」(芳洋さん)、「(母と同じ)看護師になりたい」(優奈さん)とそれぞれ誓う。

 会員制交流サイト(SNS)のコミュニティーから結成されたチーム「がんでもいいじゃん♪」のメンバー、藤山美和子さん(65)=足寄町。全国各地のRFLのうち毎年3、4カ所に参加するが、室蘭は初回から毎年訪れる。上咽頭や大腸にがんを患ったが、「(私にとって)がんは一生付き合っていくもの。うまく付き合うため、また参加します」。

 毎月第4土曜日に市立室蘭総合病院で活動している「がん患者と家族が集う会『Forever(フォーエバー)』」の副代表、池畠威大さん(58)=登別市栄町。第1回実行委メンバーだった妻・美幸さんは、第1回開催前に47歳でスキルス性胃がんで旅立った。あれから10年。「今年も(妻は)一緒に歩いてくれたと思う」

 RFL泉州実行委の会計、難波ゆき子さん(67)=大阪府貝塚市。サバイバー(がん経験者)の一人として、RFL室蘭には初参加。「(10回を経て)サバイバーと家族、医療関係者、若いボランティアの力が融合している」。開催への準備を進めるRFL2017大阪二色の浜(10月28、29日)に向け「少しでも参考にできれば」と話す。

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