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室蘭民報

市立室蘭病院と伊達赤十字病院で災害訓練、対応を確認【室蘭・伊達】

運び込まれてきた負傷者のトリアージを行うなどして発災時の対応を実践した災害訓練

 室蘭市山手町の市立室蘭総合病院(金戸宏行院長)で28日、大規模地震時に短時間に多数の負傷者の受け入れを想定した「災害訓練」が行われた。約2時間の訓練には医師や看護師、消防関係者など約500人が参加し、発災時の対応を確認した。

 毎年行い今年で10回目。同病院では、短時間に多くの重傷患者を受け入れて治療の優先順位を判断(トリアージ)した経験がなく、今回は昨年起きた胆振東部地震を受けて、初動対応を検証することを主眼に実施した。

 病院が手薄となる休診日の午前9時半に登別震度6弱、室蘭震度5強の地震が発生し、室蘭市内では土砂災害が起こったという想定。停電が発生し、非常用電源で電力を賄った。訓練は発災から30分後の午前10時、水の供給や建物の状態など現状を確認するところから始まった。

 間もなく、負傷者役の市立室蘭看護学院の学生が次々と病院内に運び込まれてきた。トリアージで直ちに救命が必要な「赤」や、命に別条のない「黄」などに分類された後、それぞれ基本的な模擬診療を受けた。

 同11時には館内に余震の発生を知らせるアナウンスが流れた。同時に対策本部で停電が発生し、病院内のインフラに異常がないかを各病棟に確認。想定外の出来事にも素早く対応できるかを試した。

 今年6月に災害時に必要な対応を確認した「机上訓練」を行い、今回はその続きとして実践した。検証は11月に行う予定で、金戸院長は「次に生かすためにも訓練の良かった点、悪かった点をしっかりと反省してもらいたい」と参加した病院職員らに呼び掛けていた。

トリアージ、市立室蘭病院と情報交換・伊達赤十字病院で受け入れ訓練

トリアージの訓練を行う病院職員

 伊達赤十字病院(伊達市末永町、武智茂院長)は28日、同院で傷病者受け入れ訓練を実施し、大規模災害が発生した場合の対応方法や治療態勢、改善点を確認していた。

 同病院は災害拠点病院として毎年9月下旬に訓練を実施し、災害対策マニュアルの改訂を行っている。

 病院の職員や看護学生、地元の高校生ら182人が参加。平日の日中に震度6の地震と有珠山の噴火が発生したと想定。災害レベル3で外来診療を中止し、災害対策本部が設置される流れで行われた。

 正面玄関には傷病者が次々と運ばれた。病院職員が「名前言えますか」などと声を掛けながら、けがの重症度に応じて「緑」「黄」「赤」「黒」と分けるトリアージを実施。けがの重症度で分けられたエリアごとに治療のシミュレーションも行われた。

 会計や検査を待っていた来院者を安全に帰宅させるための対応をはじめ、自主登院職員の登録、市立室蘭総合病院と衛星携帯電話を使った情報交換などが行われ、万一の際の受け入れに備え真剣に取り組んでいた。

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