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根室新聞

四島専門家訪問団 木造船や竪穴式住居に関心【根室】

復元された竪穴式住居を視察する専門家ら=6日青森県、北海道博物館提供

 北海道博物館が3日から受け入れていた北方四島ビザなし交流歴史文化専門家訪問団(ヴィクトリア・ソジノワ団長、5人)は8日、青森県の視察日程を終え、千島会館で成果を発表した。

 専門家訪問団は、国後島中央図書館システム統括所長のソジノワさん(53)を団長に、国後島郷土博物館や行政府から3人と、択捉島博物館学芸員のエレーナ・グルゾヴィコワさん(53)ら5人。北海道博物館の右代啓視研究部長が引率して青森県の遺跡や博物館を視察した。

 青森県では史跡の「弘前城」や国指定史跡の「亀ヶ岡石器時代遺跡」、「三内丸山遺跡」など17カ所を訪れ、日本の歴史や文化を学んだ。国後島郷土博物館のアレクセイ・サディラコ館長(54)は、「見聞きしたものは私たちの将来的な業務にとって非常に有益だ。今後もこの交流が続くよう願っている」と感想を述べた。

 今回は国後島側から右代研究部長に調査が持ちかけられ、今年同島で見つかった日本時代の漁具「八尺」や舵の写真を持参して、大正から昭和にかけての木造日本船が展示されている八戸市立博物館を訪ねた。ここでは八尺や舵がどのように日本船に組み込まれているかの構造を学び、日本時代の遺物と四島のつながりを実感した。

 また、専門家交流では今年5月に右代研究部長らが国後島を訪れ竪穴式住居跡の調査をした経緯を踏まえ、三内丸山遺跡では擦文・縄文時代の竪穴式住居を復元した模型を視察。国後島郷土博物館のオクサナ・イワノワ学芸員(45)は「島には跡しかないが、復元されたものを実際に見ることができて有意義だった」と話していた。

 右代研究部長は、「四島の歴史文化に日本がどう関わっているのかを理解してもらえたと思う」と成果を語り、今後も四島の史跡や文化に関する方向性を見出すきっかけになるよう、専門家交流を通じて四島側の関心を高めていきたい考えだ。

 一行は同日「えとぴりか」で、今年最後のビザなし訪問団と共に帰島した。

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