【伊達中―コンサドーレ室蘭】ハットトリックなど活躍した伊達中・市川（右）

　第３１回全道Ｕ―１５フットサル選手権大会室蘭地区予選が２２日、登別市総合体育館で行われた。決勝は伊達中対コンサドーレ室蘭。伊達が市川柊斗（３年）のハットトリックなどでコンサ室蘭に競り勝って優勝。道南大会出場を決めた。

　西胆振の１２チームが出場。決勝は序盤から攻撃に枚数をかけて、シュート数、支配率ともに上回るコンサ室蘭に対し、伊達が食い下がり前半を１―１で終えた。後半もコンサ室蘭のペース。それでも伊達は攻撃の起点市川がハットトリックの活躍。３―３の同点で試合時間は残り２分。越後侑志（３年）がゴール前のこぼれ球に反応。右足を振り抜き、点の取り合いに終止符を打った。

　決勝点を挙げた越後は「キーパーのタイミングをずらすことを心掛けた」とし、「攻められてばかりの時間帯でも前線からの守備で助けられた」とチームメートをねぎらった。３得点の市川は「ポストプレーで貢献できた」と話した。

　菅田浩之監督は「判断もプレースピードも相手の方が速いが、守備だけ崩されなければ点は取れると思った」と納得の表情を見せた。両チームは全道を懸けた道南ブロック予選（１１月１６、１７日、函館市）に出場する。

　結果は次の通り。

　◇決勝トーナメント
　▽１回戦　コンサドーレ室蘭９―３登別明日、伊達中７―２桜蘭中
　▽決勝　伊達中４―３コンサドーレ室蘭