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室蘭民報

発災から72時間までの対応をカードゲームで共有【登別】

「B72」を使って災害対応について考えた市社協の職員研修会(上)、市社協が地域展開を目指す「B72」のカード(下)

 登別市社会福祉協議会(山田正幸会長)は、発災から72時間までの災害対応について考えるカードゲーム「防災を科学するB72」の地域展開を目指している。先月28日の職員研修会で実際に体験。「地域の実情に合った災害への備えを考えることができる」(市社協)として具体的な検討を進める考えだ。

 「B72」は、防災72時間という意味で日本福祉大学の村川弘城助教らが考案。通常、被災地の隅々まで支援が行き渡るまでには、発災から72時間要するといわれ、それまでに起こりうる災害場面をグループ内で時系列に整理し、防災・減災意識を共有する。

 カードの内容は、地域の実情に合わせてカスタマイズできるため「普段の生活に合わせて内容を変更できるのでリアリティーがある。地域で必要な災害対応も共有できる」(市社協)という。

 研修会では、職員26人が実際に「B72」を体験。地震と水害を想定し、職員やデイサービスセンターなどの利用者が市総合福祉センター(片倉町)にとどまる場合、福祉避難所となった際に想定される必要な備えなどについて4人1グループで話し合った。

 市社協の坂本大輔係長は「職員全体で防災・減災の意識共有が図られた」と話し、参加した職員からは「災害時に職員として必要な行動がイメージできた」など高評価だったという。

 市社協は「全国的に災害が多発する中、市民の防災への関心は高まっている」として今後、地域展開を図るための具体的な検討を進めるという。

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