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日高報知新聞

世界初 5Gで8Kリアルタイム伝達【新冠】

育成場のトレーニングを高性能ドローンで撮影

【新冠】節婦町の日高軽種馬共同育成公社で13日、高速大容量の「5G」(第5世代移動通信システム)を活用した軽種馬育成支援の実証試験を報道関係者に公開した。この試験で、世界で初めてドローンから撮影した8K超高精細映像のリアルタイム伝送に成功している。

 公開したのは、来春からの商業化に向け国が進める「5G総合実証試験」。利活用アイデアコンテストに上位入賞した新冠町・シャープによる提案を受け、ATR、KDDI、シャープ、町、東京大学などが、今月4日から12日まで軽種馬の育成支援を目的に実施。5Gを活用した8K映像のリアルタイム伝送で、トレーニングやきゅう舎内の様子を遠隔観察し、見守る試験に取り組んだ。

育成公社(代表・鳴海修司新冠町長)は、生産農家や馬主から約200頭の子馬を預かり、調教と育成を担う。生産農家や馬主は録画映像や公社に出向いて預託馬の育成状況を確認しているが、「遠隔地からライブ映像で確認したい」という要望が数多く寄せられていた。

 実証試験では①トレーニングコースを走る育成馬を5Gドローン(本体15㌔、横160㌢、高さ90㌢、8Kカメラ搭載)で撮影し、足運びなどを観察②厩舎内馬房に設置の8Kカメラ1台、4Kカメラ4台を設置し、8Kカメラで歩様や毛並み、筋肉、骨格などを細部まで観察。4Kカメラ4台で映像を合成し、5G伝送で8Kモニターにリアルタイムで表示する試験に成功している。

 この8K・4Kカメラの映像を5G基地局を通じて事務所や遠隔地のモニターに8K映像が送信する仕組みは、来春の商用開始を予定している。

 鳴海修司町長は「将来を支える新たな技術として、さまざまな地域課題解決に寄与することを期待したい」と話していた。

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