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室蘭民報

国連本部で世界津波の日イベント、竹縄さんが参加し意見交換【登別】

日本代表の一人として国連で討論した竹縄さん

訪日客への対応も

 米国ニューヨークにある国連本部で行われた「世界津波の日」啓発イベント(現地時間11月5日)に、登別明日中等教育学校5回生、竹縄日南さん(17)が参加。パネルディスカッションを通じ、世界の現状や災害対策について理解を深めたほか、インバウンド(訪日客)が多く訪れる登別での対策についても意見を述べた。

 啓発イベントでは、津波への備えなどをテーマに、世代間対話、被害軽減に向けた取り組みを話し合うパネルディスカッションなどが行われた。竹縄さんはパネルディスカッションに参加。事前に提供された質問内容をベースに討論が行われた。

 竹縄さんが印象に残ったことは大きく三つ。その一つが「世界的に自然災害が相次いで発生している。まずは地球温暖化を止めないといけない」と力を込めた。その上で「デメリットの場合もあるけど、SNSを活用して災害への備え、対策を広めるのもいい。災害大国の日本は情報や設備は整っているが情報が限られている途上国への対策も必要になる。避難訓練は予告なしで実施した方がいい」ということが論議された。

 訪日客が多い登別ならではの対応にも言及。「万一、災害が発生した場合でも訪日客が各種情報を把握できるよう、案内表記を国際化すべき」と訴えた。

 討論のヒントになったのは、同校が文部科学省の指定校に選ばれている「地域との協働による高校教育改革推進事業」。フィールドワークを通じ課題を探り解決策を考える探求活動は、津波の対策について議論したパネルディスカッションと同じ方法だ。

 「高校生が世界の問題について、国連で発表できる機会はあまりないが、討論で課題と解決策を考える取り組みは、学校の探求活動と一緒ですね」と学校で行ってきたことが国連の取り組みと同じことに自信をのぞかせた。

 今後、啓発イベントの成果を校内で報告する場がある。探求活動も引き続き行われる。「登別で災害が発生した場合の避難方法などを考える人もいるので、何か協力できればいい。ハザードマップを動画で紹介するなど、登別のためになるよう行動したい」と積極的に話した。

 「世界津波の日」は、津波への意識向上と対策強化を目的に、2015年(平成27年)に国連で採択された。啓発イベントは国連防災機関(UNDRR)や国連日本政府代表部などの共催により開催。今年9月に北海道で行われた「世界津波の日」2019高校生サミットin北海道で、総合司会を務めた竹縄さんら4人が日本代表として現地へ向かった。

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