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苫小牧民報

IR道民意向調査まとまる アンケート結果はまだら模様

道内5市で開催されたIRに関する地域説明会=10月9日、札幌市中央区

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の本道誘致の是非を検討する道は19日までに、道民を対象に実施したIRに関するアンケート結果をまとめた。アンケートの手法は▽グループインタビュー(道がIRを説明した後にアンケートを実施)▽郵送▽地域説明会(道内5市で開催)―の3種類あり、計1073人の道民が回答。IRに対する期待と不安の質問については、地域説明会で「期待する」が7割弱を占めたほか、グループインタビューでは「不安がある」が7割弱に上るなど、調査の手法によって結果はまだら模様になった。25日の道議会・食と観光対策特別委員会で正式に報告する。

■グループインタビュー

 9月29日~10月29日に、無作為抽出した20歳以上の道民約2500人に参加を依頼。全道6地域(札幌、函館、帯広、旭川、釧路、北見市)で延べ12回開催した。道が参加者に日本型IRの概要を説明、意見交換した後にアンケートを実施。参加した85人全員が回答した。

 グループインタビューによりIRに関する理解は深まったか―の質問には、82%が「深まった」(『ある程度深まった』を含む)と回答。「深まらなかった」(6%)や「どちらでもない」(12%)を大きく上回った。

 IR誘致に期待するか―の質問では、「期待する」と「どちらかといえば期待する」を合わせて49%となり、「期待しない」「どちらかといえば期待しない」(36%)を13ポイント上回った。

 一方、IR誘致に不安はあるか―については、「不安がある」と「どちらかといえば不安」を合わせて68%に。これに対し「不安はない」と「どちらかといえば不安はない」は21%、「どちらでもない」は11%だった。

■郵送アンケート

 無作為抽出したグループインタビューに参加できない人を対象に、9月中旬~今月11日に実施。697人から回答を得た。

 誘致への期待の質問には、「期待しない」(どちらかといえば含む)は45%で、「期待する」(同)は33%。「どちらでもない」は22%だった。

 誘致への不安に関しては、「不安がある」(どちらかといえば含む)は66%となり、「不安はない」(同、18%)を大きく上回った。「どちらでもない」は16%となった。

■地域説明会

 優先候補地の苫小牧や、札幌、函館、旭川、釧路の5市で、10月9~25日に開催。終了後にアンケートを実施。参加者327人中、291人から回答を得た。

 IRへの理解は深まったか―については、8割弱(76%)が「深まった」(ある程度を含む)と回答。

 誘致への期待では、「期待する」(どちらかといえば含む)が69%に上り、「期待しない」(同)の27%を大きく上回った。

 誘致への不安についても、「不安はない」(どちらかといえば含む)が47%で、「不安がある」(同、38%)より多かった。

■期待度と不安度

 期待度(複数回答)が高いのは、グループインタビューでは「新たな雇用創出」(73%)がトップ。郵送アンケートでも「新たな雇用創出」(56%)が最多で、地域説明会では「北海道の税収増」(73%)が最も多かった。

 一方、不安度(複数回答)に関しては、グループインタビューが「継続した施設運営」(77%)、郵送アンケートでは「治安悪化」(74%)がそれぞれトップ。地域説明会も採算性を疑問視する「継続した施設運営」(49%)が最多に。「ギャンブル依存症問題」はグループインタビューで不安度の3位、郵送アンケートで2位、地域説明会で4位だった。

■外国人・大学生へのヒアリング

 札幌市内の在外公館の駐在員や、札幌の大学に在籍する外国人留学生、日本人大学生に対しヒアリングも実施。9~10月に約20人が応じた。

 在外公館関係者からは「人口減少や経済の低成長を考えると、IRは巨額な資本参入を見込める手段となる」などの意見があり、外国人留学生からは「カジノは魅力的であり、ぜひ遊びに行きたい」や「北海道の魅力である豊かな自然と調和しないのではないか」などの声が寄せられた。

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