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室蘭民報

蘭輝会3人が一期展入賞、顧問の森田さん「5冠」【室蘭】

(左から)東美賞の山石さん、奨励賞の後藤さん、東京都知事賞の森田さん、東美賞の吉田さん(提供写真)

 室蘭市絵鞆町の画家、森田哲隆さんと森田さんが顧問を務める絵画塾「蘭輝会」(舟渡朗会長)のメンバー3人が全国規模の美術公募団体「一期会」の第54回一期展(10月2~14日、東京・国立新美術館)で入賞を果たした。

 森田さんがトップ5の東京都知事賞に入賞したのをはじめ、山石珠美さん(61)=小樽市在住=、吉田麻子さん(41)=札幌市在住=が東美賞、後藤純之助さん(52)=石狩管内当別町在住=が奨励賞を受賞。ほかに2人のメンバーが会員推挙と今年も大活躍。森田さんと妻・啓子さんのサポートを受けながら絵画を学ぶメンバーらは「入賞を糧にし、次につなげたい」と、新たな制作に励んでいる。

 森田さんは2羽のタンチョウが寄り添う様子を描いた「共に一筋」(M100号)。2羽のタンチョウは、自身と啓子さんをイメージ。「40年以上、この道一本でやってきたのは妻の協力があったから。その気持ちを絵で表現しました」

 これまでに大賞と内閣総理大臣賞、文部科学大臣賞、毎日新聞社賞を受賞し、今回で上位5冠を達成。「約30年かかり、ようやく一区切り付いた。自分の思いが届いた」と笑みを見せる。

 山石さんは20代のときに訪れたアフリカの雄大さに圧倒され、アフリカの風景を描き続けている。今回の「命の継承(アフリカ)」(P100号)は、キリマンジャロの麓で見た野生のゾウの親子を描いた。「森田先生からゾウの皮膚の描き方を教わった。ゾウは母性が強く、仲間意識が強いというところを表現できました」と山石さん。

 吉田さんの作品は、自身の7歳の息子をモデルにした「話そう」(F100号)。子どものその時にしかない表情、吉田さんが育った実家に対しての愛着などさまざまな思いを作品に込めたという。理事からの評価も高く「将来が楽しみ」と森田さんは期待する。

 後藤さんは「永久の誓い」(F60号)を出展。釧路湿原に舞い降りるタンチョウのつがいに感銘を受け、自分なりに想像を膨らませてサンピラーなどを加え、幻想的な一枚にした。

 青木尚美さん(51)=札幌市=と青木匡さん(45)=横浜市=は、会員推挙となった。メンバーの活躍に森田さんは「一人一人、夢を持ち、自分自身を探求し続けている。それぞれ仕事や家庭がある中、純粋な気持ちがないと室蘭へ通い続けることはできない。苦労は結果に結びつきます」と話している。

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