魅力アップへ連携を…市長定例記者会見、訪日客減少に対応【登別】

カルルス温泉サンライバスキー場などを活用した振興策を語る小笠原市長
サンライバ、だんパラ、オロフレ・3スキー場
登別市の小笠原春一市長は2日の定例記者会見で、国際情勢の変化などに伴い想定される訪日客減少への対応として、雪のない国・地域からのニーズを踏まえて、北海道登別洞爺広域観光圏協議会の取り組みとして、カルルス温泉サンライバスキー場や室蘭市だんパラスキー場、オロフレスキー場と連携して魅力向上を図る考えを示した。
小笠原市長は2019年度上期の入り込みについて「感触として、韓国からの観光客は1~3万人ほど減るだろうと予測している」と説明。減少分を補う対策として、2市1町にあるスキー場の有効活用を掲げた。「北海道登別洞爺広域観光圏協議会で中国を訪れた際、スキー場の話題が非常に多く、三つのスキー場をうまく使えないか話し合ってきた。利用者のうち7、8割を初心者として対象とするなら、レンタルの使いやすさが必要。滑り台を設けるなどの実験を今シーズンやってみたらどうかと担当部署に指示した。1市1町にも声掛けしていきたい」とした。
道が誘致見送りを表明した統合型リゾート施設(IR)については「観光振興の面では大打撃。道として、代わりになる稼ぎ頭を見つけなければならない」と推察した。
老朽化が進む市消防団登別温泉分団(飯島茂分団長)の施設を移転新築する考えも示した。来年10月開署予定の市消防署東支署(中登別町)横に移転する方向で事務を進めている。21年度(令和3年度)中の完成を目指す。
登別温泉分団施設が入る建物には、登別温泉支署なども併設されている。築約50年が経過し老朽化が著しく、土砂災害警戒区域にも位置していることが課題となっていた。東支署横に移転することで引き続き常設消防との連携を図りたい考えだ。
市は、19年度補正予算として消防施設等整備基金に456万1千円を積み立てる。この日の記者会見で小笠原市長は「現在地よりも温泉街から離れてしまうことになるので、出動態勢の調整が必要」と話した。
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