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日高報知新聞

認知症の理解と予防【えりも】

健康運動で自分の動作反応を確認する参加者

【えりも】町内に店舗を有する生活協同組合コープさっぽろが主催し、NPOソーシャルビジネス推進センターと町との共催で2日、「認知症の理解と予防講演会」が町福祉センターで開かれ、高齢者と家族ら25人が参加した。

 ソーシャルビジネス推進センター理事長で小樽商大特認名誉教授の相内俊一さんが「今日からできる認知症予防」の演題で講演。認知症の予防には、発症を遅らせる「一次予防」と、発症後も進行を遅らせる「二次予防」、進行した後も合併症を防いだり、日常生活が維持できる「三次予防」があるという。

 認知機能の部分的な不具合(MCI)を出来るだけ早く見つけて、ゆるやかな運動を継続しながら、積極的に人と交わり、血糖値や血圧を正常にすることで「一次予防」に効果があると述べ、認知症を正しく理解して、認知症の人本位の「二次、三次予防」を実現させようと強調した。

 そのためには「認知症になっても安心して暮らせるまちづくり」が必要で、発症した人を社会全体で優しくケアできる態勢づくりを強調した。

 認知症発症の主な原因では、アルツハイマー型が70%を占め、その症状では①少し前のことを完全に忘れて思い出せない②何度も説明しないと解ってもらえない③自分の判断力が著しく低下する④計画を立てたり、段取り能力が低下⑤使い慣れた言葉が出てこない失語症状―など7項目を挙げた。

 認知症による行動や心理では、徘徊、激しい怒り、強い不安、特異な行動をとるが、まだ詳しく解明されていない。認知症の発症は、糖尿病、高血圧症が発症を促し、この時期を見逃すと発症の確率が高いと述べた。

 コープさっぽろは札幌の北翔大との連携で、全道市町村に「認知症になりにくいまち宣言」への参加を呼び掛けて、情報と各種プログラムの提供を行っており、「生活習慣病の予防が認知症予防の決め手」と強調した。

 このあとの健康運動は、同ビジネス推進センターの岡恵健康運動指導士がジャンケン動作を用いて、合図で脳と腕や指の反応を体験指導。パーの片手を胸に置き、グーの片手を前に出すときに、パーを出す確率が多いのは、人前に拳を差し出す習慣が少ないことを説明した。

 認知機能測定では、タブレットを使用して、高齢者の運転免許更新で認知度検査に使用されるような問題10問をタッチしながら解いて、自分の頭脳の働きに満足したり、落胆したり悲喜こもごもの様子だった。

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