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室蘭民報

崎守埠頭にチップを積載した最後の運搬船が入港【室蘭】

室蘭港崎守埠頭に入港した最後のチップ運搬船

 室蘭港崎守埠頭に19日、日本製紙北海道工場白老事業所で使用する輸入チップを積載した最後の運搬船が入港した。紙需要の減退に伴う事業再編の一環で、同社のチップヤードは勇払事業所(苫小牧市)に集約されるため、崎守への輸入は終了する。

 最後のチップ船「ULTIMAX」(全長210メートル)は、19日正午ごろ入港。ベトナム産の木質チップ約4万トン(風乾)を運び、24日までに積み下ろし作業を終え、25日に出港する予定。

 崎守のチップヤードは1975年(昭和50年)に供用を開始。約5万平方メートルの広さがあり、製紙の原料となるチップを輸入し、コンベヤーを備えた荷役機械「スタッカー」2台でヤードに積み上げ、白老事業所にトラックで輸送してきた。

 紙需要の減退に伴い、同社は2020年(令和2年)1月に勇払での洋紙製造を停止。ケミカル事業は継続するほか、双日(東京)と合同で輸入チップなどを燃料とする木質バイオマス発電事業を23年1月から開始する。原料輸送の効率化として、チップのストックヤードを勇払に集約する。

 供用開始当時から使用している設備が老朽化し、莫大(ばくだい)な更新費用もネックとなり、崎守のチップヤードは40年余の役目を終えることとなった。チップの輸送は来年2月いっぱいまで続き、その後コンベヤーなど荷役設備を解体撤去する。跡地利用は未定。

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