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函館新聞

函館と啄木、思いめぐらす【函館】

函館時代の石川啄木について思いをめぐらせる(左から)山本さん、石川さん、桜井さん

 石川啄木来函110年記念講演会「啄木と函館」(函館市文化・スポーツ振興財団主催)が26日、函館市公民館で開かれた。啄木ソムリエの山本玲子さん、啄木のひ孫の石川真一さん、日本近代文学会会員の桜井健治さんを迎え、函館で過ごした132日間に思いをめぐらせた。

 元・石川啄木記念館学芸員の山本さんは「啄木を待っていた函館~矢ぐるまの花の咲く頃~」と題して講演。啄木は1907年(明治40)年5月5日から同9月13日までを函館で過ごした後、札幌、小樽、釧路と漂泊する。函館の文芸同人「苜蓿社(啄ぼくしゅくしゃ)」の仲間たちが啄木を受け入れ、強く結ばれ、現在も函館との関係が続いている理由をひもといた。山本さんは「わたしたちは鏡のように啄木に自分の心を映している。110年前、宮崎(郁雨)さんをはじめ、啄木を迎え入れた人たちのDNAが伝わっているのだと思っている」と述べた。

 続いて、石川さん、桜井さんを交えた鼎談(啄ていだん)では、ちょうど110年前の8月25、26の両日に起きた函館大火(明治40年)に言及。啄木が函館を離れざるを得なくなった大惨事で、日記に「大火は函館にとりて根本的の革命なりき」などと書いた描写を桜井さんは「群を抜いている」と評価。山本さんは「大火がなければ啄木はまだまだ函館にいたと思う。家族が集まって幸せだったのだから」と話した。

 一方、石川さんは「(曾祖父は)皆さんと同じように歴史上の人物でしかない」と前置きし、「好奇心旺盛な人だったので、大火がなくてもいずれは新天地を求めていったのでは」と述べた。また、桜井さんは「啄木は最後まで貧困から抜けきれず、結核という病気からも救われなかったが、困難ななかでも挫折せず、明治という時代に限られた命を完全燃焼した」などと述べた。

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