北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

日高報知新聞

大規模水産加工施設建設へ【新ひだか・日高】

日高町緑町に建設する水産加工施設の完成イメージ図

【新ひだか・日高】ひだか漁協(本所・新ひだか町静内春立)は、日高管内の漁協として初となる大規模な水産加工施設を日高町緑町に建設する。この入札が25日にあり、岩田地崎建設(札幌)と磯田組(日高町)の特定共同体が23億9200万円(税抜き)で落札した。

 水産加工施設は、静内対空射撃場周辺漁業用施設の助成事業として建設。敷地の緑町130―3の元町有地1万8065平方㍍は漁協が買い取り、冷凍倉庫棟や一般鮮魚加工棟、サケ、タコの各加工棟の主要4棟と付属棟を含め計6棟(延べ面積約4800平方㍍)を建設する。

 工期は本年度から2021年9月末まで3年度にまたがる。設計は中山設計事務所(3900万円・税抜き)。

 同漁協によると、厳しい漁業環境が続く中、消費者の魚離れとともに近い将来、魚が捕れても捕れなくても、一部の魚種を除き魚価の低迷時期に入ると想定。

 「漁業者と漁協の生き残りをかけ」(同漁協)、衛生管理を徹底した「HACCP(ハサップ)」基準で、前浜でとれた魚を切り身、乾物などに加工し、大型冷凍倉庫による保管で購買者、消費者に安定供給する加工施設で、かなり前から建設を想定し準備に入っていた。

 施設は特定企業体が本体工事と電気・機械設備を一括工事。主要4棟は鉄骨造平屋建てで、冷凍倉庫(2352平方㍍)と一般鮮魚加工棟(632平方㍍)、サケ加工棟(818平方㍍)、タコ加工棟(859・7平方㍍)。ほか、鉄筋コンクリート造2階建ての排水処理施設(127平方㍍)と鉄骨造平屋のフォークリフト車庫(22・5平方㍍)を建てる。

 一般鮮魚加工はタコやサケを除く鮮魚全般で、ブランド化を目指すブリの加工・保存や日高町特産のシシャモ、カレイ類の干し物なども予定。消費者が求める切り身までの加工や冷凍保管による安定供給などで付加価値を高め販売する。

 ひだか漁協の中村敬専務理事は「魚価安はすでに来ている。カレイ類も一部を除き考えられないほどの低価格で取引されている。例年、年末は価格が上がる魚も、今年は逆に下がっている」と危機感を示し、大型水産加工施設の稼働に期待をかけている。

水産加工施設の完成イメージ図(正面)

関連記事

十勝毎日新聞

小豆収穫 早めのスタート 8、9月の高温で成熟進む【十勝】

 豆の産地の十勝で、小豆の収穫が始まっている。今年は夏場の暑さの影響で登熟が進み、例年より生育が早い。生産者は安全に気を配りながら、コンバインで収穫を進めている。  管内は今年8月下旬から9月...

十勝毎日新聞

“業スー”開店【帯広】

 道東初となる食料品販売大手「業務スーパー」の帯広西5条店が30日午前9時、帯広市西5南18(旧ツルハドラッグ跡)にオープンした。自社工場で製造したプライベートブランド(PB)商品などを多数そろ...

十勝毎日新聞

帯広美術館 200万人突破 開館29年【帯広】

 道立帯広美術館(野崎弘幸館長)は30日午前、開館以来の累計の来場者数が200万人を突破した。節目の来場となった音更町の東海林加奈さん(35)に、記念品が贈られた。  1991年9月に道立5...

室蘭民報

コロナに負けず味守る 「ごぼうのパリパリ漬け」製造の木須夫妻【伊逹】

販路拡大、商品開発に力  伊達市観光物産館の大人気商品・小春ちゃんの漬物「ごぼうのパリパリ漬け」の製造を昨年引き継いだ木須陽平さん(38)と礼依佳さん(39)夫妻=市内山下町。新型コロナウイル...

室蘭民報

今年初めて開催 「夜の水族館」幻想的な空間【室蘭】

 室蘭市祝津町の市立室蘭水族館で26日、「夜の水族館」が今年初めて開かれ、多くの家族連れが、活発に動く夜行性の魚や観覧車からの夜景を楽しんだ。  例年は年4回程度行われている人気のイベント。今...