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日高報知新聞

今年の概算水揚げ 秋サケ不漁

 日高振興局は、1~12月の管内主要魚種の年間生産高の見込み(11月までの実績と12月推定値の合計)をまとめた。コンブと並ぶ主要漁業の秋サケ定置は水揚げ量と金額とも低迷。前年より水揚げがあったカレイ類、タコ、スケトウダラは魚価が崩れ、総漁獲量は前年比11・8%減の約3万2150㌧、全般に魚価安で推移し、金額は同14・8%減の約134億8500万円ほどになる見通し。金額は42年前の1977年(昭和52年)の実績137億円台並み。

 生産高概況は各漁協からの今年1~11月の漁獲報告に過去5カ年の12月の漁獲平均値を加え、年間生産高を推計した。130億円半ばの金額は、ここ50年間ほどで管内水揚げのピークだった1989年(平成1年)と93年(平成5年)の213億円台に比べ、80億円ほど減少している。

 3億円以上の水揚げがある魚種の中で過去5カ年平均の漁獲実績と比べ、一番価格が低迷しているのはカレイ類。カレイ類は前年より4割ほど多く水揚げがあったが、金額は前年比で30%低下し、全体の金額は前年と同じ。5カ年平均で金額は40%ほど低い。

 また、全体の水揚げ金額で上位のタコ(12億550万円)とスケトウダラ(9億4550万円)も前年比で3割近く下落した。例年11月ごろに終わるイカ漁は、12月も浦河沖合で漁が続いたため推定数字より多くなる見込み。

 2016、17年の記録的不漁から昨年は一部海域(えりも周辺)を除き回復した秋サケ漁は、再び不漁に陥った。年間水揚げ数量は前年の63%、金額は同59%。えりも岬東部の不漁は4年連続。

 一方、コンブの金額(乾物出荷量推定)は、昨年一番だったサケを10億円上回りトップ。平均価格は5年平均で25%ほど高かった。本格漁期が11月後半と遅かったイカの価格も、前年比で45%上昇した。

 管内主要魚種生産高(概算見込みを含む)は次の通り。

 ▽サケ=数量4579㌧(前年対比63・3%)、金額29億9236万円(同58・8%)

 ▽カレイ類=3069㌧(142・3%)、6億6967万円(100%)

 ▽タラ=1337㌧(82・7%)、4億925万円(90・2%%)

 ▽スケトウダラ=1万1529㌧(105・5%)、9億4547万円(77・9%)

 ▽シシャモ=32㌧(37・2%)、4641万円(40・3%)

 ▽ハタハタ=39㌧(197・3%)、2306万円(135・1%)

 ▽イカ類=298㌧(41・5%)、2億4797万円(60・1%)

 ▽タコ類=2277㌧(104・9%)、12億547万円(75・5%)

 ▽ナマコ=80㌧(92・5%)、4億2454万円(106・5%)

 ▽毛ガニ=84㌧(121・3%)、3億5589万円(112・5%)

 ▽ツブ類=1934㌧(113・6%)、11億6709万円(104・3%)

 ▽コンブ=2412㌧(111・1%)、39億7785万円(119・7%)

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