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室蘭民報

室蘭高等技専が生徒数確保に本腰、高校中退者も応募対象【室蘭】

生徒確保に向けさまざまな取り組みを行う室蘭高等技術専門学院

市は奨学金制度で支援

 今年4月で、移転と2年制がスタートして4年目を迎える室蘭高等技術専門学院(室蘭市みゆき町、松本一宏学院長)。課題は生徒数だ。同院では確保に向け、これまで対象としていなかった高校中退者へも門戸を開放し、生き残りを懸ける。

 ハローワーク室蘭によると、昨年11月末時点の管内新規高卒予定者のうち、求職者が396人で既に351人が内定を決めた。就職内定率は88・6%で、1993年(平成5年)の統計開始以降過去最高を記録した2018年(87・7%)を上回る結果となった。

 こうした「売り手市場」の影響で生徒数は激減。昨年11月から募集を開始しているが、12月末時点で定員30人のところ、5人の応募にとどまっている。松本学院長は「2年連続で一桁台となると由々しき事態」と頭を抱える。

 「技専には依然職業訓練校という印象が強く残っており、専門学校などに比べ高卒後の進路と考えられていない」と生徒確保の難しさを語る松本学院長。何度も高校訪問を行っているが、いまひとつ手応えを感じないという。

 昨年9月には、北海道の「もの」づくりを支える技術を持った人材を育てる施設として「MONOテク室蘭」の愛称が付けられたものの、認知度は低い。

 学院は19年度から要項を変更し、応募資格を拡大。高校中退者や18歳未満でも応募を可能としたほか、学科試験が免除となる自己推薦選考枠も設けた。自己推薦選考の出願期間は1月15日までで、試験は20日。松本学院長は「社会人として再チャレンジを目指す人を応援したい」と意気込みを語る。

 市も18年度から奨学金制度で学院の生徒募集を支援。修了後3年間室蘭市内に居住し、市内の企業に就職した場合返済が免除される。対象となるのは室蘭市民のみならず、周辺地域の住民も対象となっている。

 松本学院長は「昨年は初めて修了生による懇談会も実施した。地元で頑張るOB・OGの姿に勇気づけられ、企業の求める人材についても理解を深めることができた。こうした意見をカリキュラムに反映し、企業の期待に応えられる学院を目指す」と強調。

 学院の見学はいつでも可能。学生募集は現在も受け付け中。問い合わせはMONOテク室蘭、電話0143・44局3522番へ。

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