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釧路新聞

中国人客キャンセル相次ぐ【釧路】

MOO内では春節用の飾りで中国人観光客を迎えているが、団体旅行禁止の影響が懸念されている

 新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大により、中国政府が27日から国民の海外への団体旅行を禁止したことで、釧路管内でも影響が出始めた。中国で大型連休となる「春節」(旧正月)期間と重なり、本来は中国などの観光客でにぎわう時期だが、釧路市内の宿泊施設や観光ツアーなどではキャンセルが相次いでいる。

 阿寒湖温泉の「あかん遊久の里鶴雅」では25日以降、中国系の団体ツアー客や個人客などのキャンセルが約500人となった。連絡を取れない予約客もいることから、「今後さらに増える可能性もある」と懸念している。  川湯温泉の「お宿欣喜湯」でも、2月に予定していた中国人の団体ツアー約200人が全てキャンセルとなり、3月以降のツアーも今後の状況次第ではキャンセルの場合もあるとみている。「早く事態が収拾してほしい」と話している。 また、屈斜路湖、摩周湖、阿寒湖の道東3湖を周る観光バス「ホワイトピリカ号」を運営する阿寒バスでも、すでに個人客を中心に50人ほどのキャンセルが出ているという。

 ちょうちんなどの春節用飾りで観光客を迎えている釧路フィッシャーマンズMOOでも、例年は観光客でにぎわう時期だが、訪れる人は減少傾向。MOO内の飲食店やお土産店でも、団体客用で予約が入っていた弁当や土産のキャンセルが数件出ているという。

 釧路総合振興局のまとめによると、昨年度の釧路管内年間訪日外国人宿泊客数は18万7399人で、このうち中国人は4万7566人を占め、台湾に続き国別では2位。さらに1月は1万9392人、2月は3万6141人と、年間を通して外国人旅行客が最も多く訪れる時期だけに、観光関係者らは今後の行方を注視している。

 一方、釧路総合振興局の山口修司局長は27日の定例記者懇談会で、「キャンセルの影響はおそらくこれから出てくるだろう。現段階では不透明だが、状況を見て観光産業に対するPRなどの取り組みなどを行う必要があるかもしれない」との認識を示した。

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